肉腫
FDAが希少変異を有する消化管間質腫瘍にアバプリチニブを承認
2020年1月23日
2020年1月9日、米国食品医薬品局(FDA)は、血小板由来増殖因子受容体アルファ(PDGFRA)エクソン18変異( D842V変異含む)を有する切除不能であるか転移のみられる消化管間質腫瘍(GIST)の成人患者に対してアバプリチニブ(販売
FDAが腱滑膜巨細胞腫にペキシダルチニブを承認
2019年8月29日
2019年8月2日、米国食品医薬品局(FDA)は、症候性の腱滑膜巨細胞腫(TGCT)を有し、病状が重症であるか動作の制限が認められ、かつ手術による改善の見込みがない成人患者にpexidartinib [ペキシダルチニブ](販売名:TURAL
がんのイヌと人を救う― NCIの比較腫瘍学研究
2019年8月7日
イヌは、疑いなく、人間にとって最良の友達である。だから人々が自分のイヌに何でもしたいと思うのは驚くことではない。もし自分のイヌが深刻ながんの診断を受けたとしたら、飼い主は何ができるだろうか。 1つの選択肢は、NCIが支援する、新しいがん治療
フレッドハッチンソンがん研究センターによるASCO2019発表
2019年7月5日
フレッドハッチンソンがん研究センターの免疫療法、がん関連ウイルスの予防、医療格差などに関する最新の知見が、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で紹介される。会議は「あらゆる患者の治療、あらゆる患者からの学び」というテーマで、5月31日~6
オララツマブ、軟部肉腫で生存の延長示されず、新規投与を中止
2019年2月12日
EUで現在治療中の患者は1,000人程と推計 欧州医薬品庁(EMA)は2019年1月23日にプレスリリース発表によると、オララツマブ[olaratumab](商品名:Lartruvo)+ドキソルビシン併用は、軟部肉腫患者の寿命を延長するのに
免疫療法薬が胞巣状軟部肉腫に有効
2019年2月7日
免疫チェックポイント阻害剤と呼ばれる、ある種の免疫療法が希少がんである進行胞巣状軟部肉腫(ASPS)の患者に有用である可能性が、小規模な臨床試験結果で示された。 これまでにASPS患者を対象に試験した治療法で効果が見られたものはほとんどない
FDAが特定の遺伝子特性を有する固形腫瘍に対してlarotrectinibを承認
2018年12月7日
2018年11月26日、米国食品医薬品局(FDA)は、既知の後天的な耐性変異を伴わない神経栄養因子受容体チロシンキナーゼ(NTRK)融合遺伝子を有し、転移がみられるか外科的切除による重篤な合併症の発症率が高く、適切な治療がない、もしくは治療
新薬NBTXR3、局所進行軟部肉腫の術前治療選択肢に
2018年11月12日
NBTXR3注入とそれに続く放射線治療は、四肢および体幹壁の軟部肉腫患者に対して有効で安全(Act-In-Sarc ) 放射線治療で活性化させたNBTXR3酸化ハフニウムナノ粒子による治療を受けた四肢・体幹壁の局所進行軟部肉腫患者は、放射線
小児横紋筋肉腫で維持化学療法に延命効果-30年ぶりの進歩
2018年6月17日
ASCOの見解 「これまでよりも長い期間、維持療法により横紋筋肉腫を抑え込むことで患者にとって2つの利点が生じます。すなわち、再発防止による治癒率の上昇と重篤な副作用がほとんどなくなることです。30年にわたる研究の後、この知見により、どれだ
ソラフェニブがデスモイド腫瘍/侵襲性線維腫症患者の無増悪生存期間を延長
2018年5月11日
デスモイド腫瘍または侵襲性線維腫症(DT/DF)患者を対象にしたランダム化臨床試験の中間結果から、ソラフェニブトシル酸塩(商品名:ネクサバール)はプラセボと比較して、無増悪生存期間を延長させることが示された。無増悪生存期間は、疾患が悪化する
悪性骨腫瘍患者の治療におけるがん標的薬BMTP-11の可能性
2017年8月22日
BMTP-11が高リスク骨肉腫を標的とすることが前臨床試験で明らかに 悪性骨腫瘍の中でもっとも多い骨肉腫は治療困難であるが、この重大な疾患の新たな治療戦略として、骨転移を標的とするペプチド模倣薬(BMTP-11)が有望であることがテキサス大
肉腫で初の免疫プロファイリング、免疫療法適応の可能性を計る
2017年6月8日
肉腫の組織型によっては他の組織型よりも免疫反応が高いものがあり、Cancer誌に掲載された新たな研究で、この結合組織の悪性腫瘍に対する免疫療法応用の可能性について明らかになった。 肉腫は結合組織(筋肉、関節、脂肪、骨など)の悪
肉腫に対する第1相試験、G100腫瘍内投与が局所免疫を高める可能性
2017年4月28日
細菌から発想を得た薬剤の注入後に免疫攻撃の徴候を認めた、という知見をSeth Pollack博士率いるフレッド・ハッチンソンがん研究センターの研究チームが米国がん学会(AACR)年次総会2017で発表した。 古来から生体に備わ
ESMOアジアで発表されたアジア人患者のまれな肉腫に関する初めてのデータ
2017年1月25日
ESMOアジア会議2016で発表予定の研究 アジア人患者のまれな肉腫に関する初めてのデータとなる3つの研究が、シンガポールで開催中のESMOアジア会議2016で本日発表される。化学療法によって全生存期間が延長したにも関わらず、
進行期消化管間質腫瘍(GIST)治療における有望な新標的療法
2017年1月4日
進行期消化管間質腫瘍(GIST)に対する新たな分子標的薬の2つの初期臨床試験において、有望な予備結果 が示された。 この2種の治療法は、ほとんどのGISTの増殖に関与する異常な分子シグナル伝達経路を遮断するようデザインされて
FDAが進行軟部肉腫治療にolaratumabを迅速承認
2016年10月25日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、筋肉、脂肪、腱、または他の軟部組織に発生するがんである軟部肉腫(STS: soft tissue sarcoma)のうち、特定の種類の成人軟部肉腫患者の治療に対し、olaratumab[オララツマブ]
LOXO-101がNTRK融合遺伝子陽性腫瘍を縮小
2016年9月5日
MDアンダーソン OncoLog 2016年7月号(Volume 61 / Issue7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL &
FDAが脂肪肉腫および平滑筋肉腫の治療にトラベクテジンを承認
2016年2月14日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、外科手術による切除が不可能または進行した特定の軟部肉腫(脂肪肉腫および平滑筋肉腫)を治療する化学療法として、トラベクテジン(商品名:ヨンデリス) を承認した。本治療法は、アントラサイクリンを
FDAが脂肪肉腫の治療にエリブリンメシル酸塩を承認
2016年2月9日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は1月28日、手術で取り除くことができない(切除不能)もしくは進行性(転移性)の脂肪肉腫(軟部肉腫の一種)の治療として、化学療法のひとつであるエリブリンメシル酸塩(商品名:ハラヴェン)を承認した。こ
トラベクテジンは脂肪肉腫および平滑筋肉腫において、標準治療薬ダカルバジンに勝る
2015年11月13日
キャンサーコンサルタンツ化学療法剤トラベクテジン(ヨンデリス)は、前治療以後に再発または増悪した進行脂肪肉腫または平滑筋肉腫の患者に対して、標準治療薬ダカルバジン(DTIC)と比較して治療成績を改善する。これらの試験結果はこのほど、Jour
ワクチンが、肉腫(サルコーマ)、黒色腫(メラノーマ)、その他の腫瘍に対するT細胞の攻撃を促進
2015年9月24日
MDアンダーソン OncoLog 2015年8月号(Volume 60 / Number8) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
エリブリンを用いた治療で軟部肉腫患者の全生存期間が延長
2015年6月25日
キャンサーコンサルタンツエリブリン(ハラヴェン)が、治療歴のある進行性軟部肉腫患者の全生存期間を延長する可能性がある。これらの知見は2015年度米国臨床腫瘍学会年次総会(5月29日~6月2日イリノイ州シカゴ)で発表され、Journal of
青年期の骨肉腫患者はこれまで考えられていた以上の割合で遺伝性の遺伝子変異を有する
2015年5月12日
米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース原文掲載日:2015年4月20日 小児および青年の骨肉腫(骨のがん)患者が有する既知のがん抑制遺伝子の遺伝性の変異は、従来考えられていたよりもより多いことが新たな研究により明らかになってい
進行期軟部肉腫患者の治療薬としてのトラベクテジン
2015年3月11日
キャンサーコンサルタンツ米国食品医薬品局(FDA)は、脂肪肉腫や平滑筋肉腫の亜型を含む進行期軟部肉腫(STS)患者の治療薬トラベクテジン[trabectedin](YONDELIS)の新薬承認申請(NDA)について優先審査に指定した。&nb