乳房再建術を治療計画の一環として取り入れる/オハイオ州立大学 | 海外がん医療情報リファレンス

乳房再建術を治療計画の一環として取り入れる/オハイオ州立大学

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乳房再建術を治療計画の一環として取り入れる/オハイオ州立大学


オハイオ州立大学
2009年6月2日

乳癌と告げられたとき、一部の女性は乳房全摘術と乳房再建術を同時に受ける決意をする。

「再建術が直ちに行われた場合、傷跡や他の変化が始まり乳房を変形させる前に乳房を復元できるため、胸の形を保つことがより容易になります」と、この計画の提唱者であるMichael J. Miller博士は述べる。[pagebreak]Miller氏は、再建術は安全で、治療の妨げにならず、乳癌再発のリスクを高めることもないとすでに研究で示されているとしている。Miller氏はオハイオ州立大学総合がんセンターのジェームズがん病院およびオハイオ州ソローブ研究所の癌を起因とする再建術専門の形成外科医であり、米国内でも認められた存在である。

しかし、調査によると、外科医の過半数は自分の患者と再建について話し合いをしていない。この統計調査に対し、Miller氏は、再建手術を受ける患者にとって主な利益は生活の質の向上であることを考慮すれば、このことは問題である、としている。

「乳癌の女性には、自分の乳房に著しい変形が起こる可能性があり、それが癌による精神的苦痛」と、再建時に微小血管や神経を再吻合する微小血管外科的手法の専門家であるMiller氏は述べる。

Miller氏によると、ジェームズがん病院をはじめとした少数のがんセンターでは、再建術は、外科手術後のオプションとしての検討事項ではなく、乳房全摘術を必要とする乳癌患者の治療計画に完全に組み込まれている。

Miller氏は初期診断直後の患者に会い、個別の医学的必要性と個人的な好みに基づき可能な再建術を話し合う。一部の女性にとっては最善の選択肢が自家組織使用であり、他の女性には人工インプラントが好まれることもある。

外観への不安は非常に多い、と全摘手術中に手術室で腫瘍外科医と共同して働くMiller氏は述べる。

皮膚温存手術の一環として乳房組織が取り除かれた時点で、乳房の残存する皮膚に患者の下腹部、臀部、大腿または背中からの組織を充填し、Miller氏は再建外科医としての役割を果たすことになる。

「女性の乳房を可能な限り元のような外見に修復することは、その女性の癌治療後の生活の質を著しく高めます。再建後、多くの人が健康であることおよび女性であることを新たな意味で経験するのです」とオハイオ州立大学総合がんセンターで形成外科部門部長も兼任するMiller氏は述べた。

The Ohio State University Comprehensive Cancer Center-James Cancer Hospital and Solove Research Institute is one of only 40 NCI-designated Comprehensive Cancer Centers in the United States and the only freestanding cancer hospital in the Midwest. Ranked among the top 20 cancer hospitals in the nation, The James is the 175-bed adult patient-care component of the cancer program at The Ohio State University.

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大隅郁子 訳
林 正樹(血液・腫瘍内科) 監修
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原文


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