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凍結融解壊死療法(冷凍アブレーション)の腎臓癌患者における継続した良好な試験成績/メイヨークリニック

  • 2007年12月9日

原文
凍結融解壊死療法(冷凍アブレーション)の腎臓癌患者における良好な成績がメイヨークリニック試験で引き続き示される
メイヨークリニック
2007年11月25日

ミネソタ州ロチェスター-腎臓悪性腫瘍を治療するために凍結融解壊死療法を実施したメイヨークリニックの患者62例を再検討したところ、施術後の患者の無病生存期間は最長2年半にまで達していた。

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凍結療法または凍結外科手術ともいわれる凍結融解壊死療法はアルゴンガスが充填されている注射針のような器具である凍結プローブを用いて腫瘍を超低温にする。このガスは急速に標的の腫瘍を凍結させる。

この試験およびその他の試験でも継続して示されているように、凍結融解壊死療法は腎臓悪性腫瘍にとって有効な治療法であると考えられる。しかし、研究者らは注意を促す。この手法は現在、外科手術の候補患者ではない患者にしか実施されないのは、この手法が広範囲に適用可能となるためには追跡調査が必要だからである、とメイヨークリニックの放射線医師でこの試験の試験責任医師であるThomas Atwell, M.Dはコメントする。

Atwell医師はこの知見を11月25日(日)にシカゴで開催される北米放射線協会の年次総会で発表する予定である。

「この手法は一部の患者にとっては良い選択肢であると考えられる」と同氏は言う。凍結融解壊死療法の一般的な選択基準は腫瘍の大きさ、その形状および腎臓内での腫瘍の数である。

この試験では91の腫瘍のうち89が1回の治療セッションで有効に治療が行われた。患者の腫瘍の大きさは直径1.5cm~7.3cmであった。平均の大きさは直径3.4cmであった。患者62例に対して3カ月から2年半にわたって追跡調査による評価をすることができ、最終報告では全員が無病生存していた。

腎臓腫瘍に対する標準的な治療法は外科手術であり、非常に有効な治療法である。しかし、外科手術を実施した患者の入院期間および回復期間は凍結融解壊死療法で治療した患者のよりも長い。凍結融解壊死療法を実施する患者ではわずかなインチの切開を施し、凍結プローブを挿入する。切開部分は救急絆で覆い、通常入院1日で回復する。それに対して外科手術を実施する患者の回復には数日かかる。

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有田香名実 訳
平 栄 (放射線腫瘍科)監修

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