Tesmilifene 乳癌、前立腺癌の化学療法増強剤 | 海外がん医療情報リファレンス

Tesmilifene 乳癌、前立腺癌の化学療法増強剤

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Tesmilifene 乳癌、前立腺癌の化学療法増強剤

前立腺癌に対する新しい癌治療薬tesmilifene(YM BioScience社製)の良好な結果を示した第2相臨床試験結果がJournal of Urologyに掲載
ミシサガ、10月13日/PRNewswire-FirstCall/

本日、抗癌剤開発会社であるYM BioSciences社(AMEX:YMI、TSX:YM、AIM:YMBA)は、ホルモン治療抵抗性前立腺癌の治療に対するtesmilifene+ミトキサントロン/プレドニゾンの第2相試験結果についての研究論文をJournal of Urologyの2005年11月号に掲載すると発表した。この報告では、tesmilifene+ミトキサントロン/プレドニゾン投与で認められる前立腺特異抗原(PSA)減少および症状緩和が、他の文献で報告されているミトキサントロン/プレドニゾンやドセタキセル/エストラムスチンの効果と同等であること、2年生存率が21%であることから第3相試験での更なる評価が必要とされることを示している。

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「50%および75%のPSA減少を経験した患者と疼痛が劇的に軽減した患者の比率が高いことから、この新療法は、特に高齢者や広範囲の骨転移を考慮すると、ミトキサントロン/プレドニゾン投与のみよりも有効であることが示唆される。この新併用療法は十分な効果を示し、正式な第Ⅲ相試験を行う価値がある」とDerek Raghavan医師は述べている。同医師は、タイトル名「Phase II Trial of tesmilifene plus mixantrone and prednisone for Hormone Rrefractory Prostate Cancer: High Subjective and Objective Response in Patients with Symptomatic Metastases」のこの論文の主執筆者である。

試験では、年齢中央値73歳の進行性ホルモン治療抵抗性前立腺癌患者29名を登録した。患者に対して、tesmilifene 5.3mg/kgを3週間毎およびミトキサントロン12mg/m2を毎週静脈内投与し、プレドニゾン5mgを1日2回経口投与した。全患者に疼痛、97%に骨転移、10%に肝臓転移、17%に肺転移が認められた。PSA中央値は210ng/ml(四分位範囲(IQR)は77~430)であった。
患者の75%で疼痛が改善し、66%で鎮痛剤の必要性の減少、59%で50%以上のPSA減少、45%で75%以上のPSA減少が認められた。2年生存率は21%であった。多くの試験では、ホルモン治療抵抗性前立腺癌患者の生存率中央値は12ヶ月未満であり、2年生存率に関しては10%に満たない。
米国国立癌研究所の共同研究グループであるSouth West Oncology Groupは、第3相試験を支援することを提案した。この試験は現在デザイン段階にあり、タキソテール治療が奏効しなかったホルモン治療抵抗性前立腺癌患者を対象として、tesmilifene+ミトキサントロン/プレドニゾンとミトキサントロン/プレドニゾンを比較する予定である。

「この論文は、さらに、tesmilifeneが様々な化学療法の良好な効果を高める可能性を有すること、同剤が様々な種類の腫瘍に適用可能であることを強く示唆している」と会長兼CEOのDavid Allan氏は述べている。さらに同氏はこう続けている。「ホルモン治療抵抗性前立腺癌を対象とした計画段階の第3相試験により、転移性および再発性乳癌プログラムにおける進行中の最も重要な第3相試験(対象患者700名の登録が最近完了)を含む、tesmilifeneに関する我々の臨床プラグラムがさらに推し進められるであろう」

(齊藤芳子 訳・瀬戸山修(薬学) 監修

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