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フィナステリドは高グレード前立腺癌と関連しない

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フィナステリドは高グレード前立腺癌と関連しない

Finasteride Not Linked to High-Grade Prostate Cancers
(Posted: 09/12/2007) Journal of the National Cancer Institute誌2007年9月11日号オンライン版に掲載された2つの研究によると、予防薬としてのフィナステリドの服用が高グレード前立腺癌を誘発することはあまりない。

 


 

NCIキャンサーブレティン2007年9月11日号より

Journal of the National Cancer Institute(JNCI)誌に本日付で公表された2つの試験によると、前立腺癌予防としてフィナステリドを服用している男性において、フィナステリドは高グレードの前立腺癌を誘発する可能性は低い。

2003年、NCIがスポンサーを務めた前立腺癌予防試験(Prostate Cancer Prevention Trial:PCPT)にて、フィナステリドにより前立腺癌の全発症率が25%減少したが、多くの場合急速進行性である高グレード癌の発症件数はわずかに増加した。同薬がより高グレードの前立腺癌を引き起こしたのか、または単に発見が容易になったのかは不明である。新たな試験では後者を支持している。

1件目の試験では、エルサレムにあるGamida Cell社のDr.Yael Cohen氏らは、フィナステリドが前立腺の容積を減少させたために生検で高グレードの癌細胞を発見する可能性が高まったと結論を下した。フィナステリドは高グレード癌の検出を促すものであるが、癌の発達を促進させるものではないと、同氏らは述べている。

2件目の試験ではPCPTの前立腺癌摘出術について分析したところ、フィナステリド投与群において高グレード腫瘍が相対的に増加することは元来考えられていたよりも少ないと判明した。さらにこの所見から、検出率の上昇がフィナステリド投与群における高グレード腫瘍増加の一因となったことが示唆される。この見解は、コロラド大学健康科学センターのDr.M.Scott Lucia氏率いる研究チームが報告した。

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斉藤芳子 訳
林 正樹(血液・腫瘍科)監修

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