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併用化学療法が再発性/難治性多発性骨髄腫に利益をもたらす

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併用化学療法が再発性/難治性多発性骨髄腫に利益をもたらす

Drug Combination Shows Benefit in Relapsed/Refractory Multiple Myeloma
(Posted: 08/28/2007) Journal of Clinical Oncology2007年9月1日号によると、再発性または難治性多発性骨髄腫の患者に新たな併用化学療法が標準治療となるとみられる

 


 

NCIキャンサーブレティン2007年8月21日号より

第3相臨床試験の主導者によると、試験の中間結果により、新しい併用療法が再発性または難治性の多発性骨髄腫患者に対する新たな標準治療法となることが示唆されている。

8月6日にJournal of Clinical Oncology誌オンライン版で早期に発表された、患者646人を対象とする試験の最新の生存期間分析において、ボルテゾミブ単独と比較して、ペグ化リポソーム・ドキソルビシン(ドキシル)とボルテゾミブ(ベルケイド)の併用がTTP(疾患進行までの時間の中央値)を改善し(9.3ヵ月と6.5ヵ月)、15ヵ月間の全生存率が優れていた(15ヵ月目に生存していたのは、併用群で76%、ボルテゾミブ単独群で65%であった)。

この結果は、ボルテゾミブ単独が全病期の多発性骨髄腫治療によく使用される別の薬剤デキサメタゾンよりも優れていることが示された第3相試験の2年後、かつ、再発性または難治性疾患患者においてレナリドマイド(レブリミド)とデキサメタゾンの併用がデキサメタゾン単独よりも優れていることが示された試験の1年後に得られた。

ボルテゾミブ/ドキシル併用により奏効期間も延長された、とテキサス大学M.Dアンダーソンがんセンターの試験責任医師Robert Z. Orlowski氏らは報告した。しかし、こうした併用投与の利益とは、高度の血液性(好中球減少症等)および消化管性(下痢、悪心等)の毒性など、有害事象リスクの増加の代償として得られたものである。

DOXIL-MMY-3001試験としても知られている本試験結果に基づいて、米国食品医薬品局が最近、以前にボルテゾミブの投与を受けていない多発性骨髄腫患者、および1つ以上前の治療法として受けたことのある多発性骨髄腫患者の治療にこの併用療法を使用することを承認した。

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Oyoyo 訳
小宮武文(NCI研究員)監修
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