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再発卵巣癌の女性にゲムシタビン+カルボプラチンが効果的

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再発卵巣癌の女性にゲムシタビン+カルボプラチンが効果的

Gemcitabine Plus Carboplatin Benefits Women with Recurrent Ovarian Cancer
(Posted: 09/27/2006) Journal of Clinical Oncology2006年9月18日号掲載の報告によると、第3相ランダム化試験においてゲムシタビン+カルボプラチンの治療を受けたプラチナ製剤に感受性のある再発卵巣癌女性は、カルボプラチン単独に比べて無進行生存期間が有意に長かった。


第Ⅲ相ランダム化臨床試験は白金製剤感受性の再発卵巣癌の女性においてゲムシタビンとカルボプラチンの併用がカルボプラチンの単独療法と比較して、生活の質に著しい変化を与えることなく無進行生存期間に統計上有意な改善をもたらしたことを明らかにしました。臨床検査の結果は、Journal of Clinical Oncology 2006年9月18日オンライン版で発表されました。この結果はヨーロッパ、カナダ、米国の研究者による各国協力のもとで行われた臨床検査によるものです。(ジャーナル要旨参照

研究者らは白金製剤をベースとしてカルボプラチンの単独あるいはカルボプラチンとゲムシタビンとの併用レジメンの初期治療に対し以前に反応を示した再発性卵巣癌の356名の女性を無作為に割り当て、無進行生存期間、副作用および全般的な生活の質を比較しました。

高悪性度の血液学的(血液に関連する)副作用と著しい脱毛症(抜け毛)の発生がカルボプラチンとゲムシタビンの併用治療を受けた患者に見られましたが、カルボプラチンの単独あるいはカルボプラチンとゲムシタビンとの併用治療を中断された患者はほとんどいませんでした。カルボプラチンとゲムシタビンとの併用治療を受けた患者の無進行期間の中央値は8.6ヶ月で、カルボプラチン単独治療を受けた患者は5.8ヶ月でした。無進行生存期間に影響を及ぼす他の要因がデータに加えられた後においてもゲムシタビンとの併用による効果は続きました。生活の質に関するアンケートによれば、2つのグループの患者間において統計上著しい差異は現れませんでした。

「カルボプラチンとゲムシタビンの併用療法は白金製剤感受性の再発卵巣癌の患者に新しい治療の選択を示しました。」と執筆者らは述べています。神経毒性作用の増大がタキサンの再使用を制限し、白金製剤をベースとした治療が再発性卵巣癌の初期治療としてしばしば使用されるので、そのような新しい治療レジメンはどうしても必要ですと彼らは説明しています。

(Sugiura 訳・真庭理香(薬学) 監修)

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