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非ホルモン療法はホットフラッシュにほとんど効果はない

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非ホルモン療法はホットフラッシュにほとんど効果はない

http://www.cancer.gov/clinicaltrials/results/hotflash0506
一部の癌治療に関連する症状であるホットフラッシュの治療に非ホルモン療法の有効性はわずかであるとの臨床試験の論評がJournal of the American Medical Association2006年5月3日号に掲載された。


『NCI Cancer Bulletin』 vol. 3/no. 19, May 9, 2006から転載 (最新号を参照).
ほてりは閉経期女性の半数に発症し、タモキシフェンや卵巣摘出術などの癌治療と関連があります。エストロゲンおよびその他のホルモン療法は、2002年に2件の大規模試験により、血液凝固、脳卒中、冠動脈性イベント、および癌のリスクが若干増加することが示されるまで広く使用されていました。こうして、非ホルモン治療についての情報に癌患者および研究者の関心が寄せられました。

『Journal of the American Medical Association』2006年5月3日号に、非ホルモン治療に関するすべての試験についての総説およびメタ分析が掲載されました。オレゴン健康科学大学のHeidi D. Nelson医学博士は,英語で発表された関連のあると考えられる論文4,249件を抽出し、メタ分析のために24件が選択されました(ジャーナル要旨参照)。

抗うつ薬(主に選択的セロトニン再取り込み阻害薬およびセロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬)を用いた試験では、プラセボと比較してほてりは1日当たり1.13回減少しました。高血圧治療薬クロニジンを用いた試験では、1日当たり0.95回減少しました。抗けいれん薬ガバペンチンを用いた試験では、1日当たり2.05回減少しました。大豆のイソフラボン抽出物ではほてりの頻度は減少せず、ムラサキツメクサのイソフラボン抽出物については決定的な結果が得られませんでした。

「全体的に、これらの薬剤のほてりに対する影響はわずかであり、いずれも副作用が認められる」と、NCI癌研究センター(CCR)内科腫瘍学部Jennifer Eng-Wong医学博士は述べています。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校Jeffrey TiceおよびDeborah Grady医学博士は論説で、「ホルモン療法は代替の非ホルモン療法よりも有効であるが、静脈血栓塞栓性イベント、心血管性疾患、および乳癌の高リスク女性はおそらく使用を避けるべきであろう」と、記載しています。

(Oyoyo 訳・Dr.榎本 裕(泌尿器科) 監修)

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