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メラノーマの免疫療法の反応性は自己免疫と関連している

  • 2006年2月22日

Response to Immunotherapy for Melanoma Tied to Autoimmunity
(Posted: 02/22/2006)New England Journal of Medicine2006年2月16日号によると、メラノーマ皮膚癌の術後インターフェロンα-2b 治療を受けた、自己免疫の臨床的徴候のある患者は、治療が奏効しなかった患者より顕著に奏効した。


NCIキャンサー・ブレティンからの転載、vol. 3/no. 8、2006年2月21日(最新号参照

インターフェロンα-2b補助療法で黒色腫皮膚癌に対する治療を受け、自己免疫の臨床的症状を発現した患者は、自己免疫症状を発現しなかった患者より治療に反応する可能性がかなり高いことが臨床試験で認められました。自己免疫は、免疫システムが体内の自分自身の組織を攻撃し始めることで生じます。

 

アテネ医学大学のHelen Gogas医師とその同僚の医師らは、現在実施中の臨床試験の一部の試験に200例の患者を登録しました。医師らは、高用量インターフェロンα-2b補助療法を受けた黒色腫患者における自己抗体の存在と自己免疫異常の臨床症状を前向きに評価しました。

 

雑誌、New England Journal of Medicine誌2006年2月16日号に掲載された研究者らの報告によると、自己免疫の発現は、黒色腫の再発リスクにおいておおよそ50%の減少と関連したとのことです。インターフェロンα-2bの有益性は、自己免疫の徴候を示した患者に主に限られていました。(ジャーナル要旨参照)

 

どの患者が治療に奏効するかを予測する生物学的マーカーを特定する努力は一般的に成功していません。

 

新しい知見では、「免疫感受性の腫瘍」を持つかもしれない患者に対する生物学的マーカーの発見には至りませんでしたが、その試験結果は自己免疫と黒色腫患者におけるインターフェロンα-2bから得られる有益性との機序的関連性を示唆しました、と共同編集者は述べています。

その試験は、「免疫療法の好ましい抗腫瘍効果と、自己免疫の出現を関連づけるこれまでで最も有力なデータです」、とBeth Israel Deaconess Medical CenterのHenry Koon医師とMichael Atkins医師は記しています。

(ウルフ 訳・Jobim 監修)

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