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デノスマブは多発性骨髄腫と固形癌にも有効

  • 2011年6月12日

Denosumab Effective for Multiple Myeloma and Solid Tumors

(Posted: 06/08/2011) – 2011年2月22日付けのJournal of Clinical Oncology(JCO)誌電子版に、デノスマブがいくつかタイプの癌に関連して生じる骨関連事象を予防するかを調べる第3相試験の結果が発表された。(Cancer Bulletin 2011年3月08日号[日本語版])より転載)

癌を対象としたデノスマブの別のランダム化第3相臨床試験の結果が、 2011年2月22日付けJournal of Clinical Oncology(JCO)誌電子版に発表された。FDA承認されているデノスマブの適応は骨関連事象(SRE)の軽減であり、一部この臨床試験も根拠と なっている。この臨床試験は、前立腺癌の臨床試験と同様のデザインで、多発性骨髄腫とさまざまなタイプの進行固形癌(ただし、前立腺癌と乳癌を除く)の患者約1,800人が登録されている。デノスマブを投与された患者は、ゾレドロン酸を投与された患者と比較して、SREのリスクが低下したが、統計的に有意 な差ではなかった。JCO誌の付随論評で、米シアトルにあるスウェーデン癌研究所のDr. Howard West氏が、デノスマブ治療の経済的な側面と、転移性癌患者へのバイオマーカー主導型治療の可能性についても言及している。

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山下 裕子 訳
後藤 悌(呼吸器内科/東京大学大学院)監修
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