女性における骨髄腫発症リスクに伴うタンパク質異常値について、肥満や人種との関連性が示された | 海外がん医療情報リファレンス

女性における骨髄腫発症リスクに伴うタンパク質異常値について、肥満や人種との関連性が示された

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女性における骨髄腫発症リスクに伴うタンパク質異常値について、肥満や人種との関連性が示された

NCIニュース 2010年4月26日

NCIの研究者は、Blood誌に掲載された最近の試験において、肥満およびアフリカ系アメリカ人種と多発性骨髄腫の発症の高リスク状態との関連性についてに報告した。

この高リスク状態は、意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症(MGUS)として知られており、ある種の血中タンパク質の異常値が特徴である。以前の試験では、多発性骨髄腫の発症率が、アフリカ系アメリカ人では白色人種と比較し2〜3倍程度高く、また肥満者では非肥満者と比較し2倍程度まで高いことが確認された。その他の試験では、多発性骨髄腫の発症前にほぼ必ずMGUSが存在することが確認されている。

今回の試験では、社会経済学的に同等なアフリカ系アメリカ人女性1000人と白色人種女性996人を対象にスクリーニングを実施し、人種、肥満、MGUS発症リスクとの相関について確認した。その結果、人種に関わらず、MGUSの発症率は肥満女性においては2倍程度高いことが判明した。また、アフリカ系アメリカ人女性では、MGUS検査で陽性を示す割合が2倍程度高かった。本試験は、MGUSの発症リスクが最も高い集団は、高齢で肥満のアフリカ系アメリカ人女性であった。社会経済学的状態については、MGUSとの相関は認められなかった。本試験結果に対する生物学的根拠をより理解するためには、更なる試験が必要である。本試験の投稿論文については、以下のリンクよりアクセス可能。

http://bloodjournal.hematologylibrary.org/cgi/content/abstract/blood-2010-01-262394v1 (購読要)

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菅原 宣志 訳
林 正樹(血液・腫瘍科)監修
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原文

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