アザシチジンとレナリドミド併用療法は骨髄異形成症候群(MDS)ハイリスク群/急性骨随性白血病(AML)に有効/MDアンダーソンがんセンター | 海外がん医療情報リファレンス

アザシチジンとレナリドミド併用療法は骨髄異形成症候群(MDS)ハイリスク群/急性骨随性白血病(AML)に有効/MDアンダーソンがんセンター

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アザシチジンとレナリドミド併用療法は骨髄異形成症候群(MDS)ハイリスク群/急性骨随性白血病(AML)に有効/MDアンダーソンがんセンター

アザシチジンとレナリドミド併用療法は骨髄異形成症候群(MDS)ハイリスク群/急性骨随性白血病(AML)に有効

米国血液学会で発表されたMDアンダーソンの研究

MDアンダーソン・ニュースリリース

2014年12月7日

アザシチジン(AZA)とレナリドミド(LEN)の有効性を評価する第2相臨床試験により、これら2つの薬剤による併用療法は骨髄異形成症候群ハイリスク群および急性骨随性白血病患者にとって有効な最先端の治療法になる可能性が示された。

骨髄異形成症候群(MDS)は骨随が正常な血液細胞を十分に産生しないがんの一種であり、結果として血液または骨随に異常な細胞(芽球)が生じる。ハイリスク患者では血液中の芽球の割合が異常に高くなる。患者はしばしば感染症、貧血、過度の出血を患う。急性骨随性白血病(AML)は血液のがんであり、成人に発症する最もよくみられる急性白血病で、年齢と共に発症率が増加する。

テキサス大学、MDアンダーソンがんセンターの白血病学部門の教授であるGuillermo Garcia-Manero医師主導の研究により、これまで知られていなかった薬剤の有効な投与計画と投与量が明らかになった。本併用療法は88人の患者が参加した試験において忍容性が良好であった。

本研究結果は本日、サンフランシスコで行われている米国血液学会(ASH)第56回年次総会にて白血病学部門の助教であるCourtney Dinardo医師により発表され、12月5日にASH発行のBlood誌に掲載された。

「アザシチジンやレナリドミドのような脱メチル化(Hypomethylating、HMA)薬は現在、ハイリスクMDS患者に対する最先端の治療選択肢であり、標準的な強化療法が適さないAML高齢患者にも頻繁に用いられる。脱メチル化薬を用いた治療結果を改善するべく、多くの併用療法が開発中である。MDSやAML患者におけるアザシチジンやレナリドミドの有効性を考えると、この併用療法戦略を探索することは科学的に理にかなった考え方である」とDiNardo医師は述べた。

DiNardo医師のチームは28日の治療サイクルにおいて、6日~10日間 アザシチジンとレナリドミドを投与した際の治療効果を評価した。本併用療法は30%もの芽球または異常な血液や骨随細胞を有する患者に有効と思われる。

「治療反応性が早く、薬剤が有効性を示すまでの中央値は2サイクルであった。この用量と投与計画を用いた治療への忍容性は良好であった」とDiNardo医師は述べた。

DiNardo氏の研究チームのメンバーは次のとおり。Naval Daver, M.D., Eliza Jabbour, M.D., Tapan Kadia, M.D., Gautam Borthakur, M.D., Marina Konopleva, M.D., Ph.D., Naveen Pemmaraju, M.D., Hui Yang, M.D., Ph.D., Yue Wei, William Wierda, M.D., Ph.D., Jorge Cortes, M.D., Farhad Ravandi, M.D., Hagop Kantarjian, M.D., and Guillermo Garcia-Manero, M.D., all of the department of leukemia; and Carlos Bueso-Ramos, M.D, Ph.D., and Keyur Patel, M.D., Ph.D., department of hematopathology.

本研究は米国国立衛生研究所(P30 CA016672)、Celgene Corporation社、the Edward P. Evans FoundationおよびFundación Ramón Arecesから資金提供を受けた。

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下野龍太郎 訳
東 光久(総合内科、血液癌、腫瘍内科領域/天理よろづ相談所病院) 監修
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原文


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