がんと環境について知ろう=がんを理解するシリーズ=/NCIがんトピック | 海外がん医療情報リファレンス

がんと環境について知ろう=がんを理解するシリーズ=/NCIがんトピック

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がんと環境について知ろう=がんを理解するシリーズ=/NCIがんトピック

「がんを理解するシリーズ」
ライフサイエンスや医療の専門家、あるいは関心ある一般の方々にわかりやすく解説したグラフィック豊富な教材をNCIが提供しています。

(*日本語版は以下をクリックしてパワーポイントをダウンロード(17.8MB)することによりご覧いただけます )

● 「がんと環境について知ろう」

(日本語版作成 2014/07、原文2010/11/04)

(内容)

(スライド3)
 がんはヒト体内における異常な増殖系です。がんが増殖するために体内に必ず起こっているのは遺伝子変化ですが、体外の因子もまた関わっています。
ヒトは必ず汚染物質に囲まれて存在しています。生涯にわたり、体内の遺伝子構造はたえず体外因子と相互作用しています。食事、喫煙、飲酒、ホルモン濃度や、特定のウイルスやがんと関連する化学物質(発がん性物質)への曝露など、体外の因子と体内での遺伝子変化との相互作用が時間の経過とともに積み重なって、成長と成熟における正常な抑制と均衡を不安定にします。

(スライド4)
 「環境」という言葉を聞いて多くの人は森や海、山などを思い浮かべるでしょう。がん研究では、体外にあって、体内に入ってきて相互作用するものすべてをさして環境と定義しています。この相互作用は曝露と呼ばれます。環境からの曝露には、直射日光、放射線、ホルモン、ウイルス、細菌、大気中の化学物質、水、食物、職場環境などのほか、喫煙、過度の飲酒(1日2杯以上)、不健康な食事、運動不足、その他環境への曝露を増加させる性的行動など、生活習慣に関連するものもあります。
研究者によると、がん症例の3例に2例(67%)はタバコ、アルコール、食物の摂取(もしくは乱用)や、放射線、病原体、空気、水、土壌中の物質への曝露など、何らかの環境因子が関連していると推測されます。

(スライド5)
 幸いなことに、がんの死亡に関連する主要な環境因子のほとんどは、生活習慣にかかわるものであるため、変えることができます。たとえば禁煙すれば、がんの死亡全体のほぼ3分の1を予防できると考えられていますし、体に良い食事を心がければ、さらに多くの早すぎる死を防ぐことも可能です。ただ、食物についての知識やがんとの因果関係は、タバコに比べてはるかに少なく弱いのが現状です。食事はとても複雑ですので、研究のためには、過去に患者さんがどんなものを食べ、今日のがんの診断に影響を及ぼしたかを知る必要があります。

・・・・・・

ジャムティ関西(市中芳江、武内優子、寺田真由美、中島美香、橋本仁、波多野淳子、岩崎多歌子、渡邊岳、渉里幸樹):訳

東光久(天理よろづ相談所病院)、金田澄子(薬学博士):監修

=「がんを理解するシリーズ」= (原文ページ)

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