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血管新生を知ろう=がんを理解するシリーズ=/NCIがんトピック
- 2014年1月7日
「がんを理解するシリーズ」
ライフサイエンスや医療の専門家、あるいは関心ある一般の方々にわかりやすく解説したグラフィック豊富な教材をNCIが提供しています。
(*日本語版は以下をクリックしてパワーポイントをダウンロード(4.18MB)することによりご覧いただけます )
● 「血管新生を知ろう」 https://www.cancerit.jp/uploads/angiogenesis_140106.ppt
(日本語版作成 2013/12/10、原文2006/09/01)
(内容)
(スライド3)
がんと診断された時、そのがんが局所的か、他の場所に転移しているかを知りたくなります。がんは転移により広がります。転移とは、がん細胞がリンパ管や血管に入り込んで、血流に乗って全身を循環し、別の場所の正常組織に侵入して成長することを指します。
がんが生命にかかわる恐れのある疾患になるのは、大半が他の組織や臓器に広がるこの能力によります。したがって、何ががんを転移させるのかを理解することが大きな関心となっています。
(スライド4)
がん転移に必要な条件を研究している研究者らは、新たな血管網の成長ががん転移に必要とされる重要な事象の一つであることを発見しました。新しい血管を形成するこのプロセスは血管新生と呼ばれています。
(スライド5)
腫瘍の血管新生とは、血管網ががんの増殖巣に広がり、がんに栄養と酸素を供給し、老廃物を排出することです。腫瘍の血管新生は、実際にはがん性腫瘍細胞が周囲の正常な組織にシグナルを送る分子を放出することで始まります。このシグナル伝達により組織内の特定の遺伝子が活性化し、次々にタンパク質に新しい血管の成長を促します。
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ジャムティ関西(市中芳江、武内優子、寺田真由美、中島美香、橋本仁、波多野淳子、岩崎多歌子、渡邊岳、渉里幸樹):訳
東光久(天理よろづ相談所病院)、金田澄子(薬学博士):監修
=「がんを理解するシリーズ」= (原文ページ)
- Angiogenesis 日本語版「血管新生を知ろう」)
- Biospecimen Collection
- Cancer
- Cancer and the Environment
- Cancer Genome Project
- Cancer Genomics
- Estrogen Receptor/SERMs
- Gene Testing
- Genome-Wide Profiling
- Genetic Variation (SNPs)
- HPV Vaccine
- Molecular Diagnostics
- Nanodevice
- Patient’s Genetic Background
- Targeted Therapies
- The Immune System(日本語版「免疫系を知ろう」)
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