運動は乳癌患者における薬剤関連の関節痛を軽減することを研究が示す/ダナファーバー癌研究所 | 海外がん医療情報リファレンス

運動は乳癌患者における薬剤関連の関節痛を軽減することを研究が示す/ダナファーバー癌研究所

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運動は乳癌患者における薬剤関連の関節痛を軽減することを研究が示す/ダナファーバー癌研究所

2013年12月12日 タグ:乳癌、運動

アロマターゼ阻害剤として知られる乳癌治療薬で治療中の女性では、毎日適度に運動することで薬剤による関節痛を著しく軽減できることを、サンアントニオ乳癌シンポジウム期間中に発表された研究の中で、ダナファーバー癌研究所およびエール大学の研究者らが報告している。

12月12日木曜日、テキサス州サンアントニオにおける中部標準時で午前10:00に発表が予定された研究は、乳癌治療のためにアロマターゼ阻害剤を服用していて、標準的な痛み評価質問票にて中程度以上の関節痛を感じると評価した121名の閉経女性を対象とした。そのうち61名の女性が、指導のもと週2回行われる体力トレーニングセッションへの参加と、1週間に平均して150分の有酸素運動を行うよう無作為に割付けられた。その他の参加者は通常の毎日の活動を行った。

1年後、運動を行う群の女性では関節痛スコアが20%減少したのに対し、もう一方の群では3%の減少だった。関節痛の重症度も、非運動群より運動群の方が有意に減少しており、痛みが生活に支障をきたした度合いに関しても同様であった。

「これは、関節痛を持った患者達のために関節痛を効果的に軽減することが可能なアプローチ-特に非医学的なアプローチ-を確認するため行われた最初の研究の一つである。」と語るのは、本研究の筆頭著者であり、ダナファーバーのSusan F. Smith Center for Women’s Cancersの医師であるJennifer Ligibel氏である。「運動は、これらの薬剤の使用を継続したいけれど、その副作用に悩まされている患者にとって魅力的な選択肢となります。」

アロマターゼ阻害剤は、癌細胞がエストロゲンに反応して増殖または分裂することを意味するホルモン受容体陽性乳癌と分類された乳癌を患う全ての閉経後女性に対して推奨される。他のホルモンがエストロゲンに変換されるのを防ぐこれらの薬剤は、癌再発リスクの低減が可能である。

「アロマターゼ阻害剤を使用している乳癌患者の半数にみられる関節痛は、この薬剤の大きな欠点の一つなのです。」 Ligibel氏 は言う。「この痛みが原因で薬剤を中止する人が多く、それが癌再発の確率を上げてしまいます。これらの薬剤に耐えている女性を助ける道を見つけることがとても重要な発見となるのです。」

本研究の筆頭著者は、今回の試験のため参加者を募ったYale HOPE (ホルモンと運動)試験を主導するMelinda Irwin医学博士・公衆衛生学修士である。共著者は、Brenda Cartmel医学博士、Cary Gross医師、Elizabeth Ercolano正看護士・看護学博士、Martha Fiellin博士, Scott Capozza博士, Marianna Rothbard博士, Yang Zhou博士、Maura Harrigan栄養学修士・公認栄養士、エール大学のTara Sanft医師、ペンシルベニア大学のKathryn Schmitz博士・公衆衛生学修士、 ボストン大学のTuhina Neogi医学博士、コロンビア大学のDawn Hershman医師・理学修士である。

本研究は国立癌研究所から資金援助を受けた。

 

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滝川 俊和 訳
大野 智(腫瘍免疫/早稲田大学・東京女子医科大学)監修
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原文

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