Stage 1子宮内膜癌に対する術後放射線治療:病理中央再評価でのPORTECランダム化試験の長期成績 | 海外がん医療情報リファレンス

Stage 1子宮内膜癌に対する術後放射線治療:病理中央再評価でのPORTECランダム化試験の長期成績

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Stage 1子宮内膜癌に対する術後放射線治療:病理中央再評価でのPORTECランダム化試験の長期成績

Postoperative radiotherapy for Stage 1 endometrial carcinoma: long-term outcome of the randomized PORTEC trial with central pathology review.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2005 Nov 1;63(3):834-8.
Scholten AN, van Putten WL, Beerman H, Smit VT, Koper PC, Lybeert ML, Jobsen JJ, Warlam-Rodenhuis CC, De Winter KA, Lutgens LC, van Lent M, Creutzberg CL; PORTEC Study Group.ライデン大学医療センター 放射線腫瘍科(オランダ)

目的:2000年に多施設子宮内膜癌術後放射線治療(Post Operative Radiation Therapy in Endometrial Carcinoma:PORTEC)臨床試験の結果が発表された。この臨床試験はStage IC, Grade 3症例およびStage IB, Grade 1症例を除いた714例のStage I子宮内膜癌患者を術後放射線治療群と補助療法なしの群とに無作為に割り付けたものである。放射線治療は局所領域再発のリスクを有意に減少させたが(4% vs. 14%)、全生存率には影響を与えなかった。今回の報告は長期成績と、病理中央再評価の結果を示すものである。
対象と方法:569例(80%)の病理標本を病理学的再検討した。生存例での追跡期間の中央値は97カ月である。包括解析による解析がなされた。主要評価項目は局所領域再発と死亡である。

結果:術後放射線治療群と対照群の10年局所領域再発率はそれぞれ5%, 14%(p < 0.0001)、10年全生存率はそれぞれ66%, 73%(p = 0.09)であった。子宮内膜癌に関連した死亡率はそれぞれ11%, 9%であった( p = 0.47)。病理学的再評価によりGrade 2からGrade 1への病理診断の変化が認められたが、Grade 3については有意な変化は認めなかった。再評価時に子宮筋層への表層浸潤を伴うGrade 1と診断された症例を解析から除外した場合でも結果は基本的に同じであり、術後放射線治療群と対照群の10年局所領域再発率はそれぞれ5%, 17%であった(p < 0.0001)。

結論:局所領域制御率における利点の観点から、局所領域再発の高リスクを有するStage I子宮内膜癌症例に対しては放射線治療の適応となる。

PMID: 15927414

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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