前立腺癌患者における放射線治療晩期毒性を予測する放射線誘導リンパ球アポトーシス | 海外がん医療情報リファレンス

前立腺癌患者における放射線治療晩期毒性を予測する放射線誘導リンパ球アポトーシス

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前立腺癌患者における放射線治療晩期毒性を予測する放射線誘導リンパ球アポトーシス

Radiation-Induced Lymphocyte Apoptosis to Predict Radiation Therapy Late Toxicity in Prostate Cancer Patients.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 Jan 22. [Epub ahead of print]
Schnarr K, Boreham D, Sathya J, Julian J, Dayes IS.
Department of Medicine, St. George’s University, Grenada, WI.

目的:インビトロでの放射線に対するリンパ球アポトーシス反応と前立腺癌に対する放射線治療による晩期消化管/泌尿生殖器毒性リスクとの間の潜在的な関係について検討すること。
対象と方法:以前ランダム化試験に組み込まれた前立腺癌患者について、放射線誘導リンパ球アポトーシス分析により放射線感受性を試験した。アポトーシスはインビトロでの 0Gy, 2Gy, 4Gy, 8Gyの暴露後にリンパ球分画(全リンパ球, CD4+, CD8+, CD4”/CD8”)でのフローサイトメトリーによるAnnexin-FITC/7AADとDiOC6/7AAD分析で測定した。

結果:放射線治療後の晩期毒性をみた患者は、晩期毒性を示さなかった患者と比較して8Gyでのリンパ球アポトーシス反応がより低かった(p = 0.01)。晩期毒性を示した全例で群中央値以下であった。両方のアポトーシス分析での陰性適中率は95%から100%で、感度は83%から100%であった。低線量でのアポトーシスとリンパ球分画は晩期毒性との相関は弱かった。

結論:8Gy照射後のリンパ球アポトーシスは放射線治療後に晩期毒性を起こさない症例を予測可能である。晩期毒性と関係するリンパ球の特定の分画を同定するために、対応するプロスペクティブ研究を行うべきである。

PMID: 19167839

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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