有痛性骨転移に対する緩和的放射線治療後の疼痛フレアの発生頻度の特定:癌治療センター3施設の結果から | 海外がん医療情報リファレンス

有痛性骨転移に対する緩和的放射線治療後の疼痛フレアの発生頻度の特定:癌治療センター3施設の結果から

更新日

Facebookでシェアする Twitterにツィートする LINEに送る print

有痛性骨転移に対する緩和的放射線治療後の疼痛フレアの発生頻度の特定:癌治療センター3施設の結果から

Determining the Incidence of Pain Flare Following Palliative Radiotherapy for Symptomatic Bone Metastases: Results from Three Canadian Cancer Centers.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 Jan 22. [Epub ahead of print]
Hird A, Chow E, Zhang L, Wong R, Wu J, Sinclair E, Danjoux C, Tsao M, Barnes E, Loblaw A.
Rapid Response Radiotherapy Program, Department of Radiation Oncology, Odette Cancer Centre, Sunnybrook Health Sciences Centre, University of Toronto,(カナダ オンタリオ州)

目的:有痛性骨転移に対する放射線治療後の疼痛フレア(疼痛発作)の頻度を特定すること。
対象と方法:骨転移に対して放射線治療を施行した患者が登録された。最大の疼痛スコアと鎮痛剤使用量を放射線治療前、治療期間中、そして治療後10日まで集積した。鎮痛剤の服用量を減少することなしにベースラインと比較して最大の疼痛スコア(0 10)が2ポイント増加するか、または最悪の疼痛スコアから疼痛が減少することなしに鎮痛剤の服用量が25%増加することを疼痛フレアと定義した。最大疼痛スコアと鎮痛剤服用が疼痛増加/疼痛フレア後にベースラインへもどる(10日以内の経過観察期間で)ことが必要として、疼痛の増悪と判別した。

結果:
癌治療センター3施設の111例の患者が検討可能であった。男性50例、女性61例で年齢の中央値は62才(40-89)であった。原発癌はおもに乳癌、肺癌、前立腺癌であった。患者の多くは8Gyの単回照射(64%)か、20Gyの5回分割照射(25%)であった。全体としての疼痛フレア頻度は、放射線治療中から終了後10日以内で44/111(40%)であった。8Gyの単回照射での疼痛フレア発生頻度は39%(27/70)で、分割照射では41%(17/41)であった。

結論:登録された患者の1/3以上の症例で疼痛フレアが認められた。リスクのある症例を特定し疼痛フレアの可能性に対する管理を行うことが適切な水準のケアを達成するために重要である。

PMID: 19167840
平 栄(放射線腫瘍科) 訳

printこの記事を印刷する Facebookシェアする Twitterツィートする LINE送る

免責事項当サイトの記事は情報提供を目的としてボランティアで翻訳・監修されています。翻訳の記事内容や治療を推奨または保証するものではありません。

注目キーワード

新着ドキュメント

一覧

arrow_upward