食道癌に対するシスプラチン/5-FUによる同時化学療法の第II相ランダム化試験:短期注入化学療法と持続注入化学療法との比較試験(KROSG0101/JROSG021) | 海外がん医療情報リファレンス

食道癌に対するシスプラチン/5-FUによる同時化学療法の第II相ランダム化試験:短期注入化学療法と持続注入化学療法との比較試験(KROSG0101/JROSG021)

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食道癌に対するシスプラチン/5-FUによる同時化学療法の第II相ランダム化試験:短期注入化学療法と持続注入化学療法との比較試験(KROSG0101/JROSG021)

A randomized phase II study of cisplatin/5-FU concurrent chemoradiotherapy for esophageal cancer: Short-term infusion versus protracted infusion chemotherapy (KROSG0101/JROSG021).
Radiother Oncol. 2009 Jan 21. [Epub ahead of print]
Nishimura Y, Mitsumori M, Hiraoka M, Koike R, Nakamatsu K, Kawamura M, Negoro Y, Fujiwara K, Sakurai H, Mitsuhashi N. 近畿大学医学部放射線腫瘍科(大阪)

目的:食道癌に対する放射線治療における短期化学療法同時併用と持続化学療法同時併用とを毒性と効果について比較する第II相ランダム化試験を施行した。
対象と方法:適格症例は75才未満で全身状態(PS)が0-2のstages II-IVAの食道癌患者である。初日に70mg/m2と5FU 700mg/m2を5日間投与を2サイクル施行する群(arm A)と、シスプラチン7mg/m2を10日間と5FU 250mg/m2の14日間投与を2サイクル施行する群(arm B)に対して60Gy/30分割/7週間(1週間の分離照射法-split course-)で放射線治療を行った。

結果:登録された91例のうち46例がarm A、45例がarm Bに無作為に割り付けられた。2サイクルの同時化学放射線療法はarm Aで89%、arm Bで71%に施行され、これは統計学的な有意差を示した(P=.031)。2年全生存率, 5年全生存率はarm Aでそれぞれ46%, 35%、arm Bでそれぞれ44%, 24%で有意差は認めなかった。2年無進行生存率, 5年無進行生存率はarm Aでそれぞれ30%, 30%、arm Bでそれぞれ29%, 12%であった。

結論:食道癌に対しては持続注入化学放射線療法は標準的な短期注入による放射線化学療法を超える利点を示すことができなかった。

PMID: 19167122

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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