血清KL-6値が肺腫瘍に対する定位放射線治療後の放射線肺臓炎発生を予測する | 海外がん医療情報リファレンス

血清KL-6値が肺腫瘍に対する定位放射線治療後の放射線肺臓炎発生を予測する

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血清KL-6値が肺腫瘍に対する定位放射線治療後の放射線肺臓炎発生を予測する

Serum levels of KL-6 for predicting the occurrence of radiation pneumonitis after stereotactic radiotherapy for lung tumors.
Chest. 2004 Jan;125(1):340-4.
Hara R, Itami J, Komiyama T, Katoh D, Kondo T.
国立国際医療センター 放射線腫瘍科(東京)

肺腫瘍に対する一回大線量による定位放射線治療施行後の放射線肺臓炎発生予測における血清KL-6値の有用性を確かめるために、16症例について放射線治療前とその後1-2カ月ごとに血清KL-6値を測定した。16例中3例に、EORTC(European Organization for Research and Treatment of Cancer)/RTOG(Radiation Therapy Oncology Group)毒性基準でgrade 3の放射線肺臓炎が認められた。放射線肺臓炎の発生は、2例が放射線治療終了後3カ月、1例が4カ月後であった。放射線肺臓炎の発生は原発性肺癌(p = 0.01)、腺癌(p = 0.01)、イリノテカンの同時併用療法(p = 0.02)で頻度が有意に高かった。LDH(乳酸脱水素酵素)値は追跡期間中16例全例で正常のままであった。放射線肺臓炎を発生した3例すべてにおいてKL-6値は治療前の値と比較し1.5倍を超えており、カットオフレベルの500IUを超過していた。放射線治療後2カ月の血清KL-6値の増加率は放射線肺臓炎の発生と有意な相関を示した(p = 0.04)。結論として、KL-6は肺腫瘍に対する一回大線量の分割照射による定位放射線治療後の放射線肺臓炎発生を予測する有効なマーカーである。

PMID: 14718465

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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