トモセラピーによる乳癌治療に対する強度変調放射線治療の初期経験 | 海外がん医療情報リファレンス

トモセラピーによる乳癌治療に対する強度変調放射線治療の初期経験

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トモセラピーによる乳癌治療に対する強度変調放射線治療の初期経験

Early Experience of Tomotherapy-based Intensity-modulated Radiotherapy for Breast Cancer Treatment.
Clin Oncol (R Coll Radiol). 2009 Feb 25. [Epub ahead of print]
O’Donnell H, Cooke K, Walsh N, Plowman PN.
Department of Radiotherapy, St Bartholomew’s Hospital(イギリス ロンドン)

目的:新たな技術、特に強度変調放射線治療(IMRT)が乳房の放射線治療に取り入られ始めており、最近の照射線量解析によれば『ウエッジのみ』の計画に比較してIMRTの優位性が確かめられている。このような新たな技術を日々の臨床に取り入れることで別の問題点が持ち上がってきたため、われわれは単施設におけるIMRTによる乳房照射の初期経験を提示する。

対象と方法:われわれはIMRTが有用性が大きいと考えられているものについて、トモセラピーによるIMRTでの乳癌治療症例を提示する。提示するのは両側病変、左乳房照射、漏斗胸、対側人工乳腺の突出、および内胸リンパ節鎖病変の症例である。われわれはトモセラピーによるIMRTの実用性と標準的な乳房照射技術と比較した利点について検討する。

結果:たとえば同側肺や心臓といった潜在的な危険臓器への線量を低減しつつ、より均一な線量での治療が可能という利点がある。照射野接合の問題なしに領域リンパ節を含めた計画標的体積の包括性が改善する。治療計画、品質保証、照射は標準的な乳房照射より時間がかかり、低線量の『bath』が増加する。

結論:乳房/胸壁に対する標準的な接線照射法は過去何十年間も大きな変化がなかったが、その他の腫瘍部位には広く放射線治療技術における大きな進歩がある。IMRTの線量分布における優位性はわれわれの初期経験からも明らかに示されている。広汎に広がる低線量領域(低線量被曝での『bath』)がのちの発癌に関する潜在的な問題となるため、そのリスクを最小限とするための手段を考慮すべきである。

PMID: 19249194

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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