初期非小細胞肺癌に対する体幹部定位放射線治療:プロスペクティブ第II相試験の4年間の結果 | 海外がん医療情報リファレンス

初期非小細胞肺癌に対する体幹部定位放射線治療:プロスペクティブ第II相試験の4年間の結果

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初期非小細胞肺癌に対する体幹部定位放射線治療:プロスペクティブ第II相試験の4年間の結果

Stereotactic Body Radiation Therapy for Early-Stage Non-Small-Cell Lung Carcinoma: Four-Year Results of a Prospective Phase II Study.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 Feb 27. [Epub ahead of print]
Fakiris AJ, McGarry RC, Yiannoutsos CT, Papiez L, Williams M, Henderson MA, Timmerman R.
Department of Radiation Oncology, Indiana University School of Medicine(インディアナ州インディアナポリス)

目的:医学的に手術不能な患者での体幹部定位放射線治療(stereotactic body radiation therapy:SBRT)に関するプロスペクティブ第II相試験の50カ月の結果を報告する。

対象と方法:臨床病期T1(34例)またはT2(36例)(腫瘍径7cm以下)、N0、M0、非小細胞肺癌(NSCLC)と生検で確定していて、われわれが以前発表した論文に従ってSBRTを施行した医学的に手術不能な患者70例を対象とした。SBRTは80%等線量体積が60〜66Gyとなるように処方し、3分割で治療した。

結果:追跡期間の中央値は50.2カ月(1.4〜64.8カ月)であった。Kaplan-Meier法による3年局所制御率は88.1%であった。領域(リンパ節)再発と遠隔転移はそれぞれ6例(8.6%)、9例(12.9%)に認めた。生存期間の中央値は32.4カ月、3年全生存率は42.7%(95%信頼区間[95% CI]、31.1〜54.3%)であった。3年癌特異生存率は81.7%(95% CI、70.0〜93.4%)であった。T1腫瘍の患者の生存期間の中央値は38.7カ月(95% CI、25.3〜50.2%)、T2腫瘍の患者の生存期間の中央値は24.5カ月(95% CI、18.5〜37.4%)であった(p = 0.194)。腫瘍体積(d”5 cc、5〜10 cc、10〜20 cc、>20 cc)別の生存期間の中央値はそれぞれ36.9カ月(95% CI、18.1〜42.9%)、34.0カ月(95% CI、16.9〜57.1%)、32.8カ月(95% CI、21.3〜57.8%)、21.4カ月(95% CI、17.8〜41.6%)となり、生存率に有意な影響を与えなかった(p = 0.712)。末梢性腫瘍の患者と中枢性腫瘍の患者での生存率に有意差は認めなかった(生存期間の中央値33.2カ月 vs. 24.4カ月、p = 0.697)。末梢性肺腫瘍の患者48例のうち5例(10.4%)、中枢性腫瘍の患者22例のうち6例(27.3%)でGrade 3〜5の毒性を認めた(フィッシャーの直接確率検定、p = 0.088)。

結論:われわれの検討結果から、SBRTは医学的に手術不能なStage I NSCLC患者において高い局所制御率を示した。

PMID: 19251380

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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