限局性前立腺癌に対する体幹部定位放射線治療:プロスペクティブ第II相臨床試験の中間結果 | 海外がん医療情報リファレンス

限局性前立腺癌に対する体幹部定位放射線治療:プロスペクティブ第II相臨床試験の中間結果

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限局性前立腺癌に対する体幹部定位放射線治療:プロスペクティブ第II相臨床試験の中間結果

Stereotactic body radiotherapy for localized prostate cancer: interim results of a prospective phase II clinical trial.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 Mar 15;73(4):1043-8.
King CR, Brooks JD, Gill H, Pawlicki T, Cotrutz C, Presti JC Jr.
Department of Radiation Oncology, Division of Urologic Oncology, Stanford University School of Medicine(米国 カリフォルニア州スタンフォード)crking@stanford.edu

目的:前立腺癌は放射線生物学的に少(寡)分割照射が有利である。われわれは限局性前立腺癌に対する体幹部定位放射線治療(stereotactic body radiotherapy:SBRT)の第II相臨床試験結果を報告する。

対象と方法:41例の低リスク前立腺患者がサイバーナイフを用いた画像誘導SBRTでの36.25 Gy(7.25Gy/5分割)の照射を受け、最短6カ月の追跡がなされた。急性期(<3カ月)と晩期(>6カ月)の尿路および直腸毒性を有効なQOL質問票(国際前立腺症状スコア、限局性前立腺癌患者特異的QOL評価尺度(Expanded Prostate Cancer Index Composite:EPIC)とRTOG(Radiation Therapy Oncology Group)毒性基準を用いて評価した。前立腺特異抗原(prostate-specific antigen:PSA)の反応パターンを分析する。

結果:追跡期間の中央値は33カ月であった。RTOG Grade 4の急性および晩期直腸/尿路合併症は認めなかった。RTOG Grade 3晩期尿路毒性を示した患者は2例で、RTOG Grade 3直腸合併症を示した症例はなかった。隔日照射レジメンは5日間連続治療レジメンと比較して重篤な直腸毒性頻度が減少した(0% vs. 38%、p = 0.0035)。良性のPSAバウンス現象(中央値0.4ng/mL)が治療後18カ月後(中央値)に12例(29%)で認められた。最終の追跡時に、生化学的再発の定義に関してPSA再発を認めた症例はなかった。32例の最短12カ月の追跡で25例(78%)がPSA nadir 0.4ng/mL以下に達した。治療後3年までに次第にnadirまでPSAが低下することが観察された。

結論:前立腺癌SBRTの急性期および晩期毒性とPSAの反応は非常に有望である。長期的な生化学的制御率と毒性の低い特性の維持を確認するために、症例を加え追跡することが必要である。

PMID: 18755555

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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