未治療の進行性非小細胞肺癌でのカルボプラチンとパクリタクセルにASA404を併用するランダム化第II相試験 | 海外がん医療情報リファレンス

未治療の進行性非小細胞肺癌でのカルボプラチンとパクリタクセルにASA404を併用するランダム化第II相試験

更新日

Facebookでシェアする Twitterにツィートする LINEに送る print

未治療の進行性非小細胞肺癌でのカルボプラチンとパクリタクセルにASA404を併用するランダム化第II相試験

Randomised phase II study of ASA404 combined with carboplatin and paclitaxel in previously untreated advanced non-small cell lung cancer.
Br J Cancer. 2008 Dec 16;99(12):2006-12.
McKeage MJ, Von Pawel J, Reck M, Jameson MB, Rosenthal MA, Sullivan R, Gibbs D, Mainwaring PN, Serke M, Lafitte JJ, Chouaid C, Freitag L, Quoix E.
University of Auckland, 85 Park Road, Grafton, Private Bag 92019, Auckland 1142(ニュージーランド)

ASA404(5,6-ジメチルキサンテノン-4-酢酸:DMXAA)は小分子の腫瘍血管破壊薬(Tumour-VDA)である。本ランダム化第II相試験では、化学療法による治療がなされておらず病理学的にstage IIIbまたはIV非小細胞肺癌(NSCLC)と確認された患者に対してカルボプラチン/パクリタクセルでの標準治療にASA404を加えることを検討する。患者は、血漿濃度曲線下面積6mg/mL分のカルボプラチンとパクリタクセル175 mg/m2(CP、n=36)または標準治療とASA404 1200mg/m2の併用(ASA404-CP, n=37)を6サイクル以下で投与する郡に無作為に割り付けられた。全量もしくは自由量のカルボプラチンやパクリタクセルにASA404を付加した全身曝露による変化はほとんどなかった。安全性プロフィールは両群とも同等であり対処可能なものであり、大部分の副作用は標準治療に由来するものであった。腫瘍に対する奏効率(31 vs 22%)、腫瘍進行までの期間の中央値(5.4 vs 4.4カ月)、生存期間の中央値(14.0 vs 8.8カ月、ハザード比0.73、95% CI 0.39、1.38)はASA404併用群のほうが標準治療群と比べ改善を認めた。結論として、この研究により未治療の進行性NSCLC患者でカルボプラチンとパクリタクセルにASA404を併用することが管理可能な安全性プロフィールであることと、薬物動態的に有害な相互作用を起こさないことが示され、その実行可能性が証明された。この結果はASA404に関する有用性を示すものであるが、より大規模な試験で評価が必要である。

PMID: 19078952

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

printこの記事を印刷する Facebookシェアする Twitterツィートする LINE送る

免責事項当サイトの記事は情報提供を目的としてボランティアで翻訳・監修されています。翻訳の記事内容や治療を推奨または保証するものではありません。

注目キーワード

新着ドキュメント

一覧

arrow_upward