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悪性胸膜中皮腫に対する胸膜肺全摘出術後のIMRTでの肺毒性

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悪性胸膜中皮腫に対する胸膜肺全摘出術後のIMRTでの肺毒性

Pulmonary toxicity following IMRT after extrapleural pneumonectomy for malignant pleural mesothelioma
Radiother Oncol. 2009 Apr 11.
Kristensen CA, Nottrup TJ, Berthelsen AK, Kjar-Kristoffersen F, Ravn J, Sorensen JB, Engelholm SA.
Department of Oncology, Copenhagen University Hospital/Rigshospitalet(デンマーク); Department of Radiation Oncology, Copenhagen University Hospital/Rigshospitalet(デンマーク)

背景と目的:化学療法、手術、そして放射線治療の併用により悪性胸膜中皮腫患者の予後は改善されてきている。強度変調放射線治療(IMRT)は胸膜腔への線量増加と危険臓器への放射線量減少を可能にした。この研究はコペンハーゲンRigshospitaletで治療された患者での致死的肺毒性の発生頻度を解析し報告する。

対象と方法:2003年4月から2006年4月にかけて26例の患者が導入化学療法後に胸膜肺全摘出術とIMRTで治療された。術前の全胸膜面領域を50Gy、残存病変部もしくは切除縁近傍を60Gy、30分割で治療した。

結果:おもな毒性は嘔気、嘔吐、食道炎、呼吸困難、そして血小板減少症であった。1例が重度の血小板減少症の際の頭蓋内出血により死亡した。4例(15%)で放射線治療終了から19〜40日後にgrade 5肺毒性が認められた。肺の10Gy以上の線量を受ける体積分率(V10)は肺臓炎を起こさなかった患者(中央値: 52.6%、範囲: 25.6〜80.3%)と比較して、肺臓炎を起こした患者は有意に大きかった(中央値: 60.3%、範囲56.4〜83.2%)(p=0.02)。平均肺線量(MLD)も肺臓炎を起こさなかった患者(中央値 13.9Gy、範囲: 13.6〜14.2Gy)と比較して肺臓炎を起こした患者では有意に高かった(中央値 12.4Gy、範囲: 8.4〜15.4Gy)(p=0.04)。

結論:致死的な肺毒性を示した患者のMLDとV10は致死的な肺毒性を示さなかった患者と比較して有意差が認められた。示されたデータにもとづいて忍容できない毒性を避けるために当施設の肺線量拘束値を変更した。

PMID: 19364621

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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