切除不能膵癌でのゲムシタビン24時間持続注入併用外部放射線治療:第II相試験の長期成績 | 海外がん医療情報リファレンス

切除不能膵癌でのゲムシタビン24時間持続注入併用外部放射線治療:第II相試験の長期成績

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切除不能膵癌でのゲムシタビン24時間持続注入併用外部放射線治療:第II相試験の長期成績

External Beam Radiotherapy Plus 24-Hour Continuous Infusion of Gemcitabine in Unresectable Pancreatic Carcinoma: Long-Term Results of a Phase II Study.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 May 8. [Epub ahead of print]
Mattiucci GC, Morganti AG, Valentini V, Ippolito E, Alfieri S, Antinori A, Crucitti A, D’Agostino GR, Di Lullo L, Luzi S, Mantini G, Smaniotto D, Doglietto GB, Cellini N.
Policlinico Universitario Agostino Gemelliカトリック大学 放射線科(イタリア、ローマ)

目的:局所進行膵癌患者でのゲムシタビン・ベースの化学放射線療法の有効性を評価すること。

対象と方法:三次元放射線治療期間中(腫瘍部50.4Gy, リンパ節39.6Gy)に24時間持続注入で毎週ゲムシタビン(100mg/m2)を投与した。化学放射線療法後にゲムシタビン(100mg/m2; 1, 8, q21)による5サイクルの連続化学療法を行った。奏効率は化学放射線療法終了後6週目にWHO基準に従い評価した。局所制御率、無増悪期間、無転移生存率、全生存率をKaplan Meier法で解析した。

結果:2000年から2005年にかけて40例の患者(男性/女性 22/18; 年齢の中央値62才, 年齢幅, 36-76才)が治療された。症例の多くはT4腫瘍(n = 34, 85%)で、T3腫瘍(15%)は6例であった。16例(40%)が診断時リンパ節陽性であった。Grade 3-4急性毒性が21例(52.5%)に認められた。30例(75%)が治療スケジュールを完遂した。臨床的奏効は12例(30%)で認められた。追跡期間の中央値76カ月(32-98カ月)で、2年局所制御率は39.6%(中央値12カ月)、2年無憎悪生存率は18.4%(中央値10カ月)、2年無転移生存率は29.7%(中央値10カ月)であった。2年全生存率(25%; 中央値15.5カ月)は5-FUベースの化学放射線療法によるわれわれの以前の試験結果(2.8%)と比較して有意に改善した(p <0.001)。 結論:ゲムシタビン・ベースの化学放射線療法により転帰が改善すると考えられる。治療スケジュールを完遂できるようなより健康状態のよい患者が、この治療による恩恵をもっとも受ける可能性がある。

PMID: 19427747

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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