頭頚部癌での化学療法のメタ解析(MACH-NC):ランダム化試験93件17,346例の患者での更新 | 海外がん医療情報リファレンス

頭頚部癌での化学療法のメタ解析(MACH-NC):ランダム化試験93件17,346例の患者での更新

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頭頚部癌での化学療法のメタ解析(MACH-NC):ランダム化試験93件17,346例の患者での更新

Meta-analysis of chemotherapy in head and neck cancer (MACH-NC): An update on 93 randomised trials and 17,346 patients.
Radiother Oncol. 2009 May 14. [Epub ahead of print]
Pignon JP, Maitre AL, Maillard E, Bourhis J; on behalf of the MACH-NC Collaborative Group.
Gustave-Roussy研究所 生物統計学・疫学部(フランス、ヴィルジュイフ)

背景:我々は以前、患者個々のデータでのメタ解析により化学療法により転移のない頭頚部扁平上皮癌で根治的治療を受けた患者の生存率が改善することを示した。しかしながら、結果の不均質性のために結論は限定されており、1994年から2000年にかけて施行されたランダム化試験を加えることで、より完全なデータベースでの結果の確認をすることにした。

方法:更新された患者個々のデータでのメタ解析は1965年から2000年にかけて施行された頭頚部扁平上皮癌患者の局所領域治療と化学療法の併用療法と、局所領域治療を比較する試験を対象としている。試験で層別化したログランク検定を治療の比較に用いた。死亡のハザード比を計算した。

結果:新たに大部分が同時化学寮法である24件の試験を加え、計87件の臨床試験16,485症例を解析した。化学療法の絶対利益は5年で4.5%で死亡のハザード比は0.88(p<0.0001)となり、化学療法のタイミング(補助療法、導入療法、同時併用療法)と治療との間の有意な相互作用を認めた(p<0.0001)。直接比較(6件の試験)と間接比較のいずれもが導入化学療法と比較して同時化学療法の強い有益性を示した。50件の同時併用試験ではハザード比0.81(p<0.0001)で5年での絶対利益は6.5%であった。年齢とともに化学療法の効果は減少した(p=0.003, トレンド試験)。 結論:同時化学療法の有益性が確認され、導入化学療法より有益性が高かった。

PMID: 19446902

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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