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IGRT(画像誘導放射線治療)におけるキロボルト・コーンビームCTからの放射線量

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IGRT(画像誘導放射線治療)におけるキロボルト・コーンビームCTからの放射線量

Radiation dose from kilovoltage cone beam computed tomography in an image-guided radiotherapy procedure.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 Feb 1;73(2):610-7. Ding GX, Coffey CW. バンダービルト・イングラムがんセンター、バンダービルト大学医学部 放射線腫瘍科(米国)

目的:IGRT(Image-guided radiation therapy:画像誘導放射線治療)は放射線治療における新しい発想である。本研究はキロボルト・コーンビームCT(kV CBCT)による撮像による、患者の放射線感受性の高い臓器への付加的な撮影線量に関する詳細な情報を提供することである。

対象と方法:画像誘導手順時にkV CBCTによりもたらされる臓器への放射線量を計算するためにVanderbiltモンテカルロビーム校正(Vanderbilt-Monte-Carlo-Beam-Calibration:VMCBC; Vanderbilt University, Nashville, TN)計算アルゴリズムを用いた。小児3例、成人5例の8症例について評価した。CBCTの撮像はフルスキャンとハーフスキャンの両方を検討した。

結果:ハーフスキャンモードでの頭頚部では、DVH(dose-volume histogram:線量体積ヒストグラム)解析で、成人と29カ月の小児でそれぞれ目に7cGy, 8cGy、脊髄に5cGy, 6cGy、脳に5cGy, 6cGy、頚椎に18cGy, 23cGyの平均線量であることが示された。フルスキャンモードでの線量はハーフスキャンモードの線量より10-20%低かった。腹部スキャンでは体格の大きな成人と31カ月の小児でそれぞれ前立腺に3cGy, 7cGy、大腿骨頭に7cGy, 17cGyの平均線量であった。

結論:もしkV CBCTの撮像を全治療コースの間毎日行った場合は、放射線感受性の高い臓器への線量は300cGyに達する可能性がある。これらの結果は付加的な撮影線量に関しての詳細な情報を得た上での決断を行う際の臨床医への必要なデータを提供するものである。キロボルトX線での骨への線量は軟部組織への線量の2-4倍高く、特に小児の患者に対して考慮すべきである。
PMID: 19147025

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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