強度変調放射線治療(IMRT)と通常照射法での治療とでのヒト大腸癌細胞HT-29におけるmRNAおよびmicroRNAマイクロアレイの発現プロファイルの差 | 海外がん医療情報リファレンス

強度変調放射線治療(IMRT)と通常照射法での治療とでのヒト大腸癌細胞HT-29におけるmRNAおよびmicroRNAマイクロアレイの発現プロファイルの差

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強度変調放射線治療(IMRT)と通常照射法での治療とでのヒト大腸癌細胞HT-29におけるmRNAおよびmicroRNAマイクロアレイの発現プロファイルの差

Differences in mRNA and microRNA Microarray Expression Profiles in Human Colon Adenocarcinoma HT-29 Cells Treated with either Intensity-modulated Radiation Therapy (IMRT), or Conventional Radiation Therapy (RT).
Cancer Genomics Proteomics. 2009 Mar-Apr;6(2):109-27.Ahmed FE, Vos PW, Jeffries C, Wiley JE, Weidner DA, Mota H, Bonnerup C, Sibata C, Allison RR. Director, GEM Tox Consultants & Labs, Inc., 2607 Calvin Way, Greenville, NC 27834, (米国 ニューヨーク市)

われわれは2種類の臨床で用いられるX線照射法(2次元外部放射線治療を本論文では通常照射法とする)と三次元原体強度変調放射線治療(IMRT)が大腸癌細胞HT-29におよぼす影響を調べるためにin vitro分子的研究を行った。

90%を超える細胞が細胞周期のG(0)/G(1)期となるように照射48時間前に血清枯渇により同調させた。RNAの全抽出前に照射後3時間、細胞を回復させた。2種類のアレイ、すなわちAffymetrix Human HG U133A 2.0オリゴヌクレオチドマイクロアレイとAmbion mirVanaバイオアレイをそれぞれmRNAとmicroRNAの発現を調べるために用いた。3つのフラスコを照射線量ごとに用い、照射しない3つのフラスコを対照として用いた。マイクロアレイのデータを逆転写酵素定量的ポリメラーゼ連鎖反応により確認し、発現した複数の遺伝子のタンパクをウエスタンブロット法で特定した。その結果2つの照射方法の間で発現プロファイルの差があることが示された。IMRTは複数のDNA修復遺伝子の発現に影響を与えた。これに対し通常照射法では、最初は選択的に発現した複数のDNA修復遺伝子と細胞周期関連遺伝子が正常レベルまで減少した。亜致死障害の修復を研究するために細胞生存を用いた以前のin vitro実験結果は我々の結論を支持するものである。生物情報学的研究により遺伝子発現とmicroRNA分子の抑制効果との関係が示された。放射線によりストレスが誘発されている間、microRNAが遺伝子発現にどう影響するかについてのわれわれの見解を示すとともに、将来の研究手段を提案した。

PMID: 19451095

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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