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寡分割躯幹部定位照射で治療した中枢性胸部病変

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寡分割躯幹部定位照射で治療した中枢性胸部病変

Central thoracic lesions treated with hypofractionated stereotactic body radiotherapy.
Radiother Oncol. 2009 Mar 27. [Epub ahead of print]
Milano MT, Chen Y, Katz AW, Philip A, Schell MC, Okunieff P.
ロチェスター大学医療センター 放射線腫瘍科(米国ニューヨーク州)

目的:中枢性胸部病変に対する中程度の寡分割による躯幹定位照射(SBRT)後の毒性と転帰を調べること。

方法:中枢性胸部病変に対する53例、63コースのSBRTをレトロスペクティブに検討した。Novalis ExacTrac((R))患者位置決めシステムを用い、98病変に対し2.5-5.0Gyの分割線量で30-63Gyを照射した。
結果:2年局所制御率は73%であった。体積の大きな病変は局所制御が不良であることと相関していた。Stage I NSCL, Stages II-III NSCLC, 限定された転移性症例の2年全生存率はそれぞれ72%, 12%, 49%であった。4例が肺臓に起因して死亡したためgrade5毒性を認めた可能性があるが、うち3例では死亡原因に寄与した可能性のある合併肺疾患を有していた。1例は縦郭病変へのSBRTを2コース施行後に喀血で死亡した。他の大多数の死亡は転移の進行が原因であった。

結論:中枢性胸部病変に対する中程度の寡分割によるSBRTは局所制御と毒性に関して有効である。さらなる線量増加により良好な腫瘍制御の機会を提供しうる。より侵襲性の低い線量分割ですら肺臓死は起こりうるが、SBRTがどの程度、合併肺疾患を有する患者の死亡に寄与したのかを解明することは困難である。

PMID: 19329210

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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