[ 記事 ]

再発頭頚部扁平上皮癌の体幹部定位放射線治療:第I相線量増加試験結果

  • 2009年6月1日

    Stereotactic Body Radiotherapy for Recurrent Squamous Cell Carcinoma of the Head and Neck: Results of a Phase I Dose-Escalation Trial.
    Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 May 21. [Epub ahead of print]
    Heron DE, Ferris RL, Karamouzis M, Andrade RS, Deeb EL, Burton S, Gooding WE, Branstetter BF, Mountz JM, Johnson JT, Argiris A, Grandis JR, Lai SY.
    ピッツバーグ大学癌研究所、放射線腫瘍科(ペンシルバニア州ピッツバーグ)

    目的:放射線治療の既往のある再発頭頚部扁平上皮癌患者における体幹部定位放射線治療(SBRT)の安全性と有効性を評価すること。

    対象と方法:この第I相線量増加試験では25例の患者を2週間で5分割の照射により最大44Gyまで5段階の線量で治療した。反応は固形癌治療効果判定基準と陽電子放出断層撮影-CT(PET-CT)での[18F]-フルオロデオキシグルコースの標準化集積値(SUV)の変化により評価した。

    結果:Grade 3/4もしくは線量制限毒性は認めなかった。4例にGrade 1/2の急性毒性を認めた。4例に客観的奏効が認められ、奏効率は17%(95%信頼区間 2% 33%)となった。寛解の最長持続期間は4カ月であった。12例の患者が病勢安定となった。病状進行までの期間の中央値は4カ月、全生存期間の中央値は6カ月であった。自己申告のQOLは治療には有意に影響されなかった。フルオロデオキシグルコースPETは治療に対する早期の反応評価の感度がCTでの体積変化より高かった。

    結論:SBRTを用いた44Gyまでの再照射は急性期において忍容性が高く、通常治療と標的治療を組み合わせたさらなる評価を正当化するものである。

    PMID: 19464819

    平 栄(放射線腫瘍科) 訳

    【免責事項】

    当サイトの記事は情報提供を目的としてボランティアで翻訳・監修されています。
    翻訳の記事内容や治療を推奨または保証するものではありません。