前立腺癌に対する救済放射線療法後の生化学的再発の独立したバイオマーカーとしてのKi-67染色レベルの評価 | 海外がん医療情報リファレンス

前立腺癌に対する救済放射線療法後の生化学的再発の独立したバイオマーカーとしてのKi-67染色レベルの評価

更新日

Facebookでシェアする Twitterにツィートする LINEに送る print

前立腺癌に対する救済放射線療法後の生化学的再発の独立したバイオマーカーとしてのKi-67染色レベルの評価

Evaluation of Ki-67 Staining Levels as an Independent Biomarker of Biochemical Recurrence After Salvage Radiation Therapy for Prostate Cancer.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 May 21. Parker AS, Heckman MG, Wu KJ, Crook JE, Hilton TW, Pisansky TM, Bernard JR, Schild SE, Khor LY, Hammond EH, Pollack A, Buskirk SJ.メイヨークリニック・フロリダ医学校(フロリダ州ジャクソンビル)

目的:われわれは前立腺癌に対する救済放射線療法後の生化学的再発を予測するためのスコア化アルゴリズムを以前報告した。現在、このアルゴリズムは臨床病理学的特徴にもとづいており、腫瘍にもとづいたバイオマーカーの情報は組み込まれていない。ここでわれわれは、救済放射線療法を受けた男性の生化学的再発予測に独立して役立つ前立腺原発巣でのKi-67染色の可能性を評価する。

対象と方法:われわれは1987年7月から2003年7月にかけてMayo Clinic(Rochester, MN; Jacksonville, FL; Scottsdale, AZ)で救済放射線療法を受けた147例の患者を確認した。原発腫瘍標本のKi-67染色レベルはモノクロナール抗体を用いて検知し、コンピュータ支援による方法で定量化した。Ki-67染色と生化学的再発との関係を調べるために、はじめにCox比例ハザードモデルを単変量モデルで用い、その後多変量モデルで調整した。

結果:Ki-67染色の最高三分位の腫瘍である男性の生化学的再発リスクは、われわれの以前のアルゴリズムでの特性での調整後、第2、第3三分位の腫瘍である男性と比較して約2倍であった(相対リスク, 2.02; 95%信頼区間, 1.23 3.32; p = 0.005)となった。共変量をさらに加えて調整してもこの相関は弱まらなかった。一致指数値を根拠として、Ki-67染色がわれわれの従来のスコア化アルゴリズムの予測能力を高めるものであることが支持された。

結論:われわれのデータから、Ki-67染色レベルは従来の臨床病理学的共変量とは独立して救済放射線療法後の生化学的再発リスク増加と相関することが示唆された。これらの結果を確認し、また既存の予後予測ツールとこのバイオマーカーを組み合わせる方法の可能性を探るためにより多くの患者数による今後の試験が必要である。

PMID: 19464826

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

printこの記事を印刷する Facebookシェアする Twitterツィートする LINE送る

免責事項当サイトの記事は情報提供を目的としてボランティアで翻訳・監修されています。翻訳の記事内容や治療を推奨または保証するものではありません。

注目キーワード

新着ドキュメント

一覧

arrow_upward