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RTOG 9406第I/II相線量増加試験での前立腺癌に対する三次元原体放射線治療後の長期毒性

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RTOG 9406第I/II相線量増加試験での前立腺癌に対する三次元原体放射線治療後の長期毒性

Long-Term Toxicity Following 3D Conformal Radiation Therapy for Prostate Cancer from the RTOG 9406 Phase I/II Dose Escalation Study.
Int J Radiat Oncol Biol Phys. 2009 Jul 3.
Michalski JM, Bae K, Roach M, Markoe AM, Sandler HM, Ryu J, Parliament MB, Straube W, Valicenti RK, Cox JD.
ワシントン大学医学部放射線腫瘍科(米国 ミズーリ州セントルイス)

目的:前立腺癌に対する三次元原体放射線治療(3DCRT)線量増加試験であるRTOG 9406の晩期毒性発生率を更新すること。

対象と方法:この3DCRT第I/II相試験(有効症例1,055名)には1,084例の男性が登録された。線量はレベルIが68.4Gy、レベルII 73.8Gy、レベルIIIが79.2Gy、レベルIVが74Gy、そしてレベルVが78Gyとした。分割線量はレベルI-III症例が1.8 Gy/fr、レベルIV-V症例が2.0Gy/frであった。Group 1は前立腺のみを治療した群、group 2は前立腺と精嚢を治療後前立腺に追加照射を行った群、group 3は前立腺と精嚢を治療した群である。生存症例の追跡期間の中央値は6.1年(レベルV)から12.1年(レベルI)である。

結果:線量レベルI, II, III, IV, VでのRTOG grade 3以下の消化管毒性、泌尿生殖器毒性はgroup 1ではそれぞれ3%, 4%, 6%, 7%, 9%、group 2では6%, 2%, 6%, 9%, 12%であった。Group 1では線量レベルV症例がレベルI, II, III症例に比べてgrade2以上の晩期消化管毒性または泌尿生殖器毒性の頻度が高かった(ハザード比[HR] = 1.93, p = 0.0101; HR = 2.29, p = 0.0007; HR = 2.52, p = 0.0002)。Group 2では線量レベルV症例がレベルII, III, IV症例に比べてgrade2以上の晩期消化管毒性または泌尿生殖器毒性の頻度が高かった(それぞれHR = 2.61, p = 0.0002; HR = 2.22, p = 0.0051; HR = 1.60, p = 0.0276)。

結論:高線量3DCRTの忍容性は長期的にも良好である。分割線量1.8Gyでの68.4Gyから79.2Gyおよび分割線量2Gyでの74Gyの線量と比較して、分割線量2Gyでの78Gyの線量は有意にGrade 2以上の毒性が多い。

PMID: 19577865

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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