IMRTは前立腺全摘術後に補助放射線療法もしくは救済放射線治療を受ける患者の全骨盤照射での急性毒性を有意に軽減する | 海外がん医療情報リファレンス

IMRTは前立腺全摘術後に補助放射線療法もしくは救済放射線治療を受ける患者の全骨盤照射での急性毒性を有意に軽減する

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IMRTは前立腺全摘術後に補助放射線療法もしくは救済放射線治療を受ける患者の全骨盤照射での急性毒性を有意に軽減する

IMRT significantly reduces acute toxicity of whole-pelvis irradiation in patients treated with post-operative adjuvant or salvage radiotherapy after radical prostatectomy.
Radiother Oncol. 2009 Sep 17. [Epub ahead of print]
Alongi F, Fiorino C, Cozzarini C, Broggi S, Perna L, Cattaneo GM, Calandrino R, Di Muzio N.
Department of Radiotherapy, Scientific Institute H San Raffaele, Milan, Italy; I.B.F.M National Research Council (CNR), Italy; L.A.T.O. HSR-G. Giglio, Cefalu, Italy.
I.B.F.Mイタリア国立研究所 Hサンラファエル化学研究所放射線治療部(イタリア、ミラノ)

目的:前立腺全摘術後の全骨盤照射による急性泌尿生殖器毒性、上部消化管毒性、下部消化管毒性のリスク減少におけるIMRTの役割を評価すること。[pagebreak]対象と方法:一連の172例の前立腺癌患者が補助療法目的(n=100)もしくは救済目的(n=72)で前立腺床と骨盤リンパ節領域に術後照射を受けた。81例の患者には三次元原体照射(3DCRT)での全骨盤照射、残りの91例にはIMRT(ヘリカルトモセラピー(HTT):54/91例、ライナックによる強度変調放射線治療(LinacIMRT):37/91例)が行われた。

結果:IMRTで治療された患者は急性毒性のリスクが減少した。Grade 2毒性の粗発生率は3DCRTとIMRTでそれぞれ、泌尿生殖器が12.3% vs 6.6%(p=0.19)、下部消化管が8.6% vs 3.2%(p=0.14)、上部消化管が22.2% vs 6.6%(p=0.004)であった。上部消化管、下部消化管についてはHTT症例の急性毒性プロフィールは3DCRT症例と比較してより良かった(それぞれの粗発生率:1.8%, 0.0%)。上部消化管毒性による治療中断は3DCRT群で11/81例であったのに対し、IMRT群では2/91例であった(p=0.006)。

結論:IMRTを用いて照射される術後全骨盤照射後の急性毒性のリスクは3DCRTによるものと比較して少なくなった。もっとも有意なリスク減少は上部消化管についてであり、これはおもにIMRTでは腸管をよりよく避けることができることによる。

PMID: 19766338

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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