限局性前立腺癌の管理における前立腺全摘術と強度変調放射線治療の比較 | 海外がん医療情報リファレンス

限局性前立腺癌の管理における前立腺全摘術と強度変調放射線治療の比較

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限局性前立腺癌の管理における前立腺全摘術と強度変調放射線治療の比較

Radical prostatectomy vs. intensity-modulated radiation therapy in the management of localized prostate adenocarcinoma.
Radiother Oncol. 2009 Oct 1. [Epub ahead of print]
Aizer AA, Yu JB, Colberg JW, McKeon AM, Decker RH, Peschel RE.
Yale大学医学部放射線治療学科(米国)

背景と目的:限局性前立腺癌において、前立腺全摘術 (RP)または適応例にはホルモン療法を併用した72Gy以上照射の強度変調放射線治療(IMRT)により、生化学的無病生存率(BDFS)が改善するかどうかを検討した。

対象と方法:1997年から2005年に2箇所の専門医療センターでRP(204名)またはIMRT(352名)を受けた患者556例の連続標本について解析した。臨床病期、グリーソンスコア、治療前の前立腺特異抗原(PSA)に基づき、患者を予後グループに層別化した。アウトカム指標はBDFSとした。

結果:ベースラインでの病変の進展度は、IMRT例のほうが高かった(p<.001)。RPとIMRTの5年BDFSの差異は、予後良好群(92.8% vs. 85.3%, p=.20)、中間的予後群(86.7% vs. 82.2%, p=.46)では認められなかった。予後不良群においてはホルモン療法併用IMRTのほうがBDFS成績は良好であった(38.4% vs. 62.2%, p<.001)。全コホートにおいて交絡因子で補正したところ、グリーソンスコア(p<.001)と臨床病期(p<.001)からBDFSが予測されたが、治療法からはBDFSは予測されなかった(p=.06)。予後不良群では、治療法からBDFSが予測された(p=.006)。 結論:RPとIMRTのBDFSは、予後良好群や中間的予後群については同程度である。予後不良群では、ホルモン療法を併用した72Gy以上照射のIMRT例のほうがBDFSは高いことを示している。

PMID:19800702

平 栄(放射線腫瘍科) 訳

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