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2007/12/04号◆注目の臨床試験「卵巣癌および原発性腹膜癌に対する新併用療法」

  • 2007年12月4日

    同号原文
    NCI Cancer Bulletin2007年12月04日号(Volume 4 / Number 31)
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    ◇◆◇注目の臨床試験◇◆◇

    卵巣癌および原発性腹膜癌に対する新併用療法

    臨床試験名

    進行した上皮卵巣癌または原発性腹膜癌に対するシスプラチンとFlavopiridol(フラボピリドール)の第II相試験(MAYO-MC0261)。試験プロトコルの概略は以下を参照のこと。
    http://cancer.gov/clinicaltrials/MAYO-MC0261

    主任臨床試験責任医師

    Keith Bible医師 (メイヨークリニック)

    この試験が重要な理由

    米国において、上皮性卵巣癌は婦人科癌の中で最も多く見られる癌の一つである。早期に発見することが難しいため、上皮性卵巣癌の多くの症例では、疾病が進行ステージに至るまで発見されず、こうした癌に対しては長期的予後がよくない。原発性腹膜癌は、治療に対して同様の反応を示す関連癌であるが、発症数は卵巣癌ほど多くない。

    進行した上皮性卵巣癌にはシスプラチンやカルボプラチンなどのプラチナ製剤による全身化学療法が一般的に用いられ、これらの療法によって腫瘍縮小がみられることも多いが、ほとんどの患者が最終的にプラチナベースの化学療法に対して抵抗性となる。

    この試験では、初回化学療法後6ヶ月以内に再発した上皮性卵巣癌および原発腹膜癌女性にシスプラチンとフラボピリドールを投与する。フラボピリドールとは、癌細胞の増殖、転移を促進する数あるタンパク質の活性をブロックし、癌細胞のシスプラチンに対する感受性も上げるとみられる。

    「プラチナ製剤に抵抗性となった卵巣癌女性には有効な治療選択肢がほとんどない。われわれの研究室実験では、フラボピリドールはシスプラチンと併用した場合、細胞内のプラチナ濃度をあげることができると示されていることから、この薬剤はプラチナ製剤への抵抗性を克服することができるだろうと考えている。」と、Bible医師は語る。「現在、試験に参加している患者の早期分析で、一人の患者が完全奏効となったのをはじめ、予想より良好な結果が得られている。」と彼は付け加えた。

    試験に参加可能な人

    以前に一度化学療法を受けたことがある進行上皮性卵巣癌および原発性腹膜癌である18歳以上の女性79人を募集する。適格基準のリストについては下記URLを参照のこと。
    http://www.cancer.gov/clinicaltrials/MAYO-MC0261

    試験を行っている施設と問合せ先

    米国の複数の施設でこの試験の患者募集が行われている。詳細は上記URL、または、NCIがん情報サービス1-800-422-6237まで。この電話はフリーダイヤルであり、秘密は厳守される。

    過去の「注目の臨床試験(原文)」については以下を参照。
    http://www.cancer.gov/clinicaltrials/ft-all-featured-trials

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    野中 希 訳
    平 栄(放射線腫瘍科)監修
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