2007/07/24号◆注目の臨床試験「リンパ浮腫予防のための教育と運動」 | 海外がん医療情報リファレンス

2007/07/24号◆注目の臨床試験「リンパ浮腫予防のための教育と運動」

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2007/07/24号◆注目の臨床試験「リンパ浮腫予防のための教育と運動」

同号原文NCI Cancer Bulletin2007年7月24日号(Volume 4 / Number 22)

2007年度エルメス・クリエイティブ賞
Eニュースレター部門金賞受賞

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◇◆◇注目の臨床試験◇◆◇

リンパ浮腫予防のための教育と運動

臨床試験名

腋窩リンパ節切除を行う予定のステージ1~3の乳癌女性において、リンパ浮腫の予防教育の一環として運動とカウンセリングを施行するべきか否かのランダム化試験(CALGB-70305)。試験プロトコルの要旨は以下を参照のこと。
http://cancer.gov/clinicaltrials/CALGB-70305

 

臨床試験責任医師

Dr. Electra Paskett医師 (Cancer and Leukemia Group B)

試験の概要

乳癌の手術では病側の乳房に近い部分の脇の下にあるリンパ節を切除して検査することがある(腋窩リンパ節郭清とよばれる)。この方法は癌がリンパ節に転移しているかどうか判断するためのものであるが、このリンパ節郭清の一般的な副作用として、手術した乳房と同側の腕や手がリンパ液の貯留によってむくみ、リンパ浮腫となることがある。リンパ浮腫はしばしば患者に相当な苦痛を与える。リンパ浮腫と共存しやすくしたり、場合によってはリンパ浮腫を予防できるいくつかの手段がある。リンパ節郭清を受けた女性は、リンパ浮腫の認識や予防法についての教育を受けるべきである。

この試験では、リンパ節郭清を受ける予定のある新たに診断された乳癌女性において、リンパ浮腫予防教育プログラムに対して、運動療法とカウンセリングを同教育プログラムに追加したものを比較する。研究班は、教育、運動、カウンセリングがリンパ浮腫を予防できるか、また起こった場合でも軽度で抑えられるかを調べる。

「全腋窩リンパ節郭清を行った患者のうち3分の1もの女性がリンパ浮腫を経験します。」と、Paskett医師は述べる。「このような女性は、その症状のために重度の肉体的、社会的、心理的影響に苦しみます。われわれは、これらの介入を行うことで、乳癌サバイバーがよりよい生活の質を得られることを希望します。」

試験の参加基準

新たにステージ1~3と診断された18歳以上の乳癌女性で、10個以上の腋窩リンパ節郭清を予定している女性560人を登録する。適格基準については上記URLを参照。

試験を行っている施設と問合せ先

米国の複数の施設で、この試験への参加患者を募集している。問合せ先一覧は以下を参照。
http://cancer.gov/clinicaltrials/CALGB-70305#ContactInfo_CDR0000494652
または、さらに詳細についてはNCI癌情報サービス1-800-4-CANCER (1-800-422-6237)まで。このフリーダイヤルは秘密厳守。

過去の「注目の臨床試験」については以下を参照。
http://www.cancer.gov/clinicaltrials/ft-all-featured-trials

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野中 希 訳
平 栄(放射線腫瘍医) 監修

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