2010/02/09号◆がんセンター紹介「M.D.アンダーソンがんセンター」 | 海外がん医療情報リファレンス

2010/02/09号◆がんセンター紹介「M.D.アンダーソンがんセンター」

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2010/02/09号◆がんセンター紹介「M.D.アンダーソンがんセンター」

同号原文
NCI Cancer Bulletin2010年2月9日号(Volume 7 / Number 3)
日経BP「癌Experts」にもPDF掲載中〜

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◇◆◇ がんセンター紹介 ◇◆◇

テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター

テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンター
総長: Dr. John Mendelsohn氏
所在地:1515 Holcombe Blvd., Houston, TX 77030
電話:1-877-MDA-6789
ウェブサイト:http://www.mdanderson.org

背景

テキサス大学M.D.アンダーソンがんセンターは1941年にテキサス州の立法府により設立され、1971年の米国癌法(National Cancer Act)成立後、連邦政府指定の最初の総合がんセンター3つの内の1つとなった。今日、M.D.アンダーソンは、癌患者のケア、研究、教育、および予防への多大な貢献によって世界中から評価されている。

M.D.アンダーソンはテキサス州立大学システムの独立した学位授与機関である。2009年のU.S. News & World Report誌は、「アメリカの最も優秀な病院」のサーベイでM.D.アンダーソンを米国の癌ケア部門で首位にランクした。同センターは、過去8年中6回首位を達成している。

M.D.アンダーソンはこれまでにない拡張期にある。17,000人の従業員のうち、1500名が専任の教授陣で、また1,300人のセンター内ボランティアの支援を受けている。毎年6000人以上の研修生が、生物医学分野の高等学位や医療関連専門分野の学士号などの教育プログラムに参加している。

研究

M.D.アンダーソンの強みは、科学的に解明された知見を迅速に活用して、癌医療と癌予防対策を向上させていく力にある。同センターは現在、膀胱癌、脳腫瘍、乳癌、子宮癌、頭頸部癌、肺癌(テキサス州立大学南西医療センターと共同)、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、白血病、リンパ腫、黒色腫の12の先端研究でNCIからSpecialized Programs of Research Excellence(SPORE)プログラムの認定を得ている。

M.D.アンダーソンはまたNCIが資金提供していて、癌の制御と予防の臨床試験を準備するCommunity Clinical Oncology Program (CCOP) Research Baseを統括している。それらの試験はその後全米を網羅する各拠点で実施可能になり、患者は、一時的に移動する、あるいは地域社会の援助から離れることなく、最先端の癌医療と臨床プロトコルの恩恵を受けることができる。

患者のケア

1944年以来約80万人、昨年1年だけでも96,000人以上の患者が集学的なの癌医療を求めてM.D.アンダーソンの門を叩いた。昨年1年に、1,000以上の進行中の臨床試験プロトコルがあり、11,000人以上の患者が新しい研究的治療の試験に参加したが、この類のプログラム数はおそらく世界で最大であろう。2010年末には、アルケック病院棟の頂上に新たに12フロアが開設され、現在の定数500床に300床以上の入院患者病床を加える。

M.D.アンダーソンは、非営利の病院認定機関のジョイントコミッションから認証を受けており、また米国看護認証センター(American Nurses Credentialing Center)のマグネット看護サービス認証(Magnet Nursing Services Recognition)のステータスを保持している。

その他の注目すべきプログラム

M.D.アンダーソンは、ヒューストンのメインキャンパスとテキサス州バストロップ郡にある2つの研究キャンパスに加えて、地域、米国、および海外との提携関係を築いてきた。これらはすべてテキサス州、米国、そして全世界から癌を撲滅するという、M.D.アンダーソンのミッションでつながっている。

M.D.アンダーソンはまた、研究活動を拡大するべく、『癌の早期発見と治療のためのマコーム・インスティテュート』(McCombs Institute for the Early Detection and Treatment of Cancer)を設立した。7つの研究センターからなるマコーム・インスティテュートは、ゲノミクス、プロテオミクス、スクリーニング、RNA干渉とノンコーディングRNA、画像診断、および抗癌剤開発に焦点を合わせており、M.D.アンダーソン陽子線治療センターに隣接している。

新設の、癌予防とリスクアセスメントのためのダンカン・ファミリー・インスティチュート(Duncan Family Institute for Cancer Prevention and Risk Assessment)は、予防、遺伝、および生活習慣的リスク因子研究における発見の、臨床や地域社会への応用推進に役立つであろう。

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杉田 順吉 訳
林 正樹(血液・腫瘍内科医/敬愛会中頭病院)監修

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