2008/03/18号◆「小児癌における節目となる出来事-年代別まとめ」 | 海外がん医療情報リファレンス

2008/03/18号◆「小児癌における節目となる出来事-年代別まとめ」

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2008/03/18号◆「小児癌における節目となる出来事-年代別まとめ」

同号原文

NCI Cancer Bulletin2008年3月18日号(Volume 5 / Number 6)
小児癌特別号

~日経「癌Experts」にもPDF掲載中~

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小児癌における節目となる出来事-年代別まとめ

1940年代
 小児白血病において葉酸拮抗薬アミノプテリンの使用が寛解をもたらす

1950年代
 急性リンパ性白血病(ALL)の6-メルカプトプリン治療
 NCI研究者らによる併用化学療法の導入
 NCI、小児の共同臨床試験を支援開始

1960年代
 ウィルムス腫瘍においてダクチノマイシン初の使用
 国内ウィルムス腫瘍研究団体(NWTS)が結成、および集学治療(放射線療法、化学療法、外科療法)が小児において初めて用いられる
 潜在的中枢神経白血病の予防が小児ALLの予後を著明に改善
 層流技術によって、化学療法患者の無菌室が完成

1970年代
 共同横紋筋肉腫研究グループ委員会が進行横紋筋肉腫に対して反復して併用薬剤による化学療法を開始
 白血病に対して最初の骨髄移植成功
 Knudsonが網膜芽細胞腫に関して2段階発癌仮説を唱え、がんに関する遺伝子と遺伝の関与の記述をした

1980年代
 網膜芽細胞腫において初の腫瘍抑制遺伝子が複製された
 MYCNが神経芽細胞腫の遺伝子増幅ターゲットとして同定された
術後補助化学療法が小児骨肉腫の無再発生存期間を改善
 小児において、リンパ芽球性リンパ腫とその他のリンパ腫に対して異なった治療アプローチを取る必要があることが判明した
 プラチナベースの併用化学療法によって小児胚細胞腫瘍の奏効率が改善
 国立骨髄ドナープログラム開始

1990年代
自家骨髄移植と13-cis-レチノイン酸が神経芽細胞腫のイベントフリー生存期間を改善
 小児固形腫瘍の特徴的な融合遺伝子を発見
 イフォスファミドとエトポシドの併用が転移のないユーイング肉腫の予後を改善
 バーキットリンパ腫の治療によって長期生存率が80~90%を達成
 危険因子別の療法が小児ALLの治療規範となる
 稀な甲状腺癌に関する遺伝子テストによって2歳前での小児の予防的甲状腺摘出手術が可能になった
 NCI支援のChildhood Cancer Survivors Study(小児癌サバイバー研究)開始

2000年代
 4研究団体が合併してChildren’s Oncology Group(COG)を結成
 COGが小児癌サバイバーの長期フォローアップガイドラインを発表
 集中化学療法にイマチニブを追加することによりPh+ALLの早期予後を改善
 0~14歳の小児癌における5年生存率がほぼ80%となる

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野中 希 訳
林 正樹(血液・腫瘍科)監修
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