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No8 CAMPATH(alemtuzumab)白血病

Campathは慢性リンパ球性白血病(CLL)の初期治療でChlorambucil(クロラムブシル)
に対し優れた奏効を示す/Cancer Consultants2006/6
Leukemia 2004: Alemtuzumab(Campath) が慢性リンパ球性白血病患者の微小残存病変寛解生存期間を向上させる2004/10
 CAMPATH-1H(Alemtuzumab)患者レター2003

原文
Campathは慢性リンパ球性白血病(CLL)の初期治療でChlorambucil(クロラムブシル)に対し優れた奏効を示す
/Cancer Consultants2006/8

2006年ASCO(米国臨床腫瘍学会)年次総会で最近発表された結果によれば、CampathR(アレムツズマブ)はB細胞CLLの初期治療としてChlorambucilと比較して有意に優れた制癌奏効を示し、副作用は忍容できるものであった。
CLLは成人白血病の最も一般的な型である。アメリカ癌協会は今年約8,000人がCLLと診断されるであろうと推測している。米国では現在約60,000人がCLLと共存している。
CLLは異型リンパ球を産生する性質を持っている。リンパ球はB細胞、T細胞という二つの型の細胞に分けられる特異免疫細胞である。これらの細胞は骨髄で産生され体が感染症と闘うのを助けるためおのおの特別な働きをする。
CLLの症例の大多数は成熟Bリンパ球から起こり、この成熟Bリンパ球は正常なものよりはるかに長生きする傾向がある。
Bリンパ球は血液、骨髄、リンパ節、脾臓に蓄積するためこれらの部位で密集し血液と免疫細胞の形成や機能の抑制を引き起こす。さらに癌性リンパ球はそれ自身正常な機能をせず体が感染症と闘う能力をさらに減退させる。
CampathはB細胞を標的としたモノクロナール抗体である。それはB細胞の特定部位に結合するようにデザインされ、結合した細胞を免疫組織が攻撃するように働きかける。
Campathには追加的な生物学的特質がありB細胞の破壊をもするであろうとさらに評価されている。
CampathはFludaraR(フルダラビン)治療を受けた後またはアルキル化薬と呼ばれる他の化学療法の後に進行したB細胞CLL患者の治療として現在承認されている。
研究者はCLL患者の初期治療でCampathと一般に使われる化学療法薬chlorambucilを直接比較する第3相臨床試験をFDAの審査に先立って最近実施した。
この試験は先行治療を受けなかったが癌が進行している297人の患者を対象とした。

  1. Campathで治療された患者の方がchlorambucilで治療された患者より全制癌奏効率が27%改善した。(それぞれ83%対56%)
  2. 奏効の独立審査(IRR)では、治療困難とみなされた患者グループである11q欠失のある患者で、有意に高い奏効率が示された。また13q欠失のある患者で検出可能癌細胞の完全消失(完全寛解)や総合制癌奏効率が有意に高かった。
  3. 研究者はCampathにおける副作用は忍容可能範囲であると述べた。
  4. 二つの患者グループ間の無進行生存期間や全生存期間を決定するためにこの試験でより長期のフォローアップが継続されるであろう。

研究者は進行性B細胞CLLを患う患者の初期治療としてCampathの使用はchlorambucilと比較した場合有意に優れた奏効を示し、副作用は忍容できると結論付けた。
B細胞CLLのファーストライン治療を含むようCampathの適用を拡大させる可能性のために、無進行生存期間と安全性を含んだフォローアップ結果が将来FDAに提出されるであろう。

参考: Hillmen P, Skotnicki A, Tobak T, et al. Prelminary Phase III Efficacy and Safety of Alemtuzumab vs Chlorambucil as Front-Line Therapy for Patients with Progressive B-Cell Chronic Lymphocytic Leukemia (BCLL). Proceedings from the 42nd annual meeting of the American Society of Clinical Oncology. June 2006. Atlanta, GA. Abstract #6511.

(内村美里人 訳・Dr.Saru 監修)

 
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Leukemia 2004: Alemtuzumab(Campath) が慢性リンパ球性白血病患者の微小残存病変寛解生存期間を向上させる

By Jerry Ingram
テキサス州ヒューストン2004年10月19日

英国の臨床医たちによれば、微小残存病変 (MRD) 寛解は、慢性リンパ球性白血病 (CLL)をわずらう患者の生存に向けての、達成可能かつ重要な目標である。 Alemtuzumabを用いた治療はCLL患者の病気をたいへん低く---時として検出不能なレベルに---抑えた寛解を達成するようだ、と調査責任者のPaul Moreton医師(MD)は述べている。 同医師は英国リーズ市のLeeds General Infirmaryの血液悪性腫瘍診断部門の医師である。 

Moreton医師と彼の同僚Peter Hillmen(MD, PhD, リーズ市Pinderfields General Hospital の血液内科主任医師)は、10月9日に当地で開催されたLeukemia 2004--Towards the Cure, the third international meeting of the Global Organization Against Leukemia (治癒に向けて---対白血病世界機構第3回国際会議)にて、調査結果を発表した。

この調査で、Moreton医師とHillmen医師は、CLLの治療歴があるかもしくは難治性のCLLであって1996年から2003年の間にalemtuzumabによる治療を受けた91名の患者について調べた。医師らは、治療中にMRDフローサイトメトリーを用いた定期的な骨髄評価を行い、ごく微小なMRDを消滅させることも含めた、最良の結果を達成することを目指した。

その結果、国立がん研究所(NCI)基準に従った評価で、患者の36%は完全寛解に達し、19%が部分寛解、45%が非寛解であった。

微小残存病変に関していえば, 患者の20%は、MRDフローによる検出レベルを下回る、骨髄からCLLが検出されない状態を経験している。 また、プリンアナログ不応性患者とプリンアナログ反応性患者の間には奏効率あるいは生存率の有意な差はなかった。 

研究者の報告によると、MRD陰性寛解に達した患者の生存率中間値は、MRD陽性の患者よりも有意に長かった (MRD陰性完全寛解では生存期間中央値に達せず、MRD-陽性の完全寛解で41ヵ月、部分寛解30ヵ月、非寛解患者15ヵ月; P =.0004).

無治療生存期間はMRD陽性完全寛解・部分寛解・非寛解患者に比べ、MRD陰性完全寛解に達した患者のほうが有意に長かった(MRD陰性完全寛解例では中央値に達せず、MRD陽性完全寛解で20ヵ月、部分寛解で13ヵ月、MRD非寛解者で6ヵ月; P <.0001)。

MRD陰性寛解に達した18名の患者では60ヵ月後の全生存率は84%であった。 研究者はMRD陰性患者の47%が、28ヵ月(中央値)後にMRD陽性に転じたと述べている。
alemtuzumab 使用によりMRD陰性寛解の目標に達したことが、無治療生存に大変良い結果をもたらしている、とDr. Moretonは結論づけている。


参考:カナダCCOHTA Emerging Drug List No.56(2004年5月)に評価情報http://www.ccohta.ca/publications/pdf/108_No56_alemtuzumab_edrug_e.pdf
同文書の日本語訳http://www.nihs.go.jp/dig/sireport/weekly2/11040610.pdf

(葉っぱ 訳・ Dr.Saru 監修)



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