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グリベック抵抗性CMLとALLにDasatinibが有効
Cancer Consultants
2006/6/28
UCLAとM.Dアンダーソン癌センターの研究者らは、新しいキナーゼ阻害剤(Dasatinib(BMS-354825))が、グリベック(imatinib mesylate)に抵抗性のフィラデルフィア染色体陽性の慢性骨髄性白血病(CLL)、または急性リンパ性白血病(ALL)の患者に有意な効果があったと報告した。この第1、2相試験の詳細は、New England Journal of Medicine 2006年6月15日号に掲載された。
グリベックは、CMLであると新たに診断された患者の標準的初期(または、第一選択)治療である。最近のデータでは、グリベック治療を受けた患者の16%が42ヵ月以内に再発することが示唆されている。再発率は、病勢の進行した患者ではより高くなる。2004年のASH(American Society of Hematology、米国血液学会)学会で、dasatinib治療を受けた慢性期の36例の結果が報告された。36例のうち31例はグリベック抵抗性、5例は不耐性であった。このグループの患者では特定の突然変異が認められた。BMSは1日2回投与され、MTDは測定されなかった。血液学的CR(完全寛解)率は31%、そのうち5例で細胞遺伝学的CR、8例で顕著な細胞遺伝学的奏効が認められた。奏効は、CMLの移行期または急性転化期の患者でも認められた。
今回の試験において、グリベック治療が奏効しなかった慢性期CML 40例のうち37例が血液学的完全寛解となった。また、44例中31例のさらに進行したCMLまたはALL症例において顕著な血液学的奏効が観察された。顕著な細胞遺伝学的奏効は、慢性期患者で45%、さらに進行した病期の患者の35%で観察された。奏効は、慢性期に治療された患者95%と、移行期に治療された82%の患者において維持された。 大部分のALLまたは急性転化期CML患者は、この報告の時点で再発していた。主な副作用には骨髄抑制がみられた。
コメント:現在CMLの治療には 3つの薬剤がある。グリベック、nilotinibとdasatinibである。これらの執筆者らは、活性チロシンキナーゼ阻害剤の混合薬としての使用は、最終的にCMLを治療する最も適した方法であるかもしれないとみている。
(野中希 訳・湖月みき 校正)