Glossary用語解説 
新用語解説集も参照ください。


(順不同)     

 ■ 海外文献の用語全般
 ■ 臨床試験
 ■ 効果判定基準   
RECIST評価基準−WHO比較
 ■ 放射線用語


海外文献の用語全般
FDA(Food and Drug Admnistration) 米国食品医薬品局 Department of Health and Human Serviceの一部門
NCI (National Cancer Institute) 米国国立癌研究所
Department of Health and Human Service 米国保険社会福祉省(日本の厚生労働省にあたる) 
NIH(The National Institute of Health) 米国国立衛生研究所
ASCO (American Society of Clinical Oncology) 米国臨床腫瘍学会
Priority Review status 審査期間を短縮する優先審査認定
ファストトラック、優先審査制度       難病の治療薬を早期実用化のため優先的に審査する優遇制度。
Accelerated Drug Approval Program
(迅速承認制度)
緊急性のある場合により簡単な評価方法で承認する
NDA        新薬承認申請
オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)  市場が小さくて採算が取れない医薬品に対する優遇制度。米国基準では患者数20万人未満(日本では5万人未満)という希少な疾病のために設けられた。
Group C (グループC) 正式承認前でも使用可能な、有効性が証明された試験薬、またはその分類名≒IND
Treatment IND = treatment investigational new drug application) ある種の重病患者に、臨床試験中の開発途中の薬剤の使用を許可すること  *IND=治験薬
Expanded Access Program 治験用新薬利用範囲拡大制度、拡大アクセスプログラム
レジメン     療法、 投薬計画
ファーストライン治療    第一選択治療     ⇒セカンドライン治療
QOL (Quality of Life )      生活の質
EBM (Evidence Based Medicine)   科学的根拠に基いた医療
bolus投与    急速静注。短時間で薬を投与すること。1-2時間で外来で投与するといったものを含むワンショット投与のようなもの。反対語はinfusional投与、あるいはcontinuous infusion(持続静注)。時間をかけて点滴で投与するもの。24時間とか48時間とか、中には3ヶ月持続で投与するなどというスタディもある。
PO(per os) 経口投与
black box warning 黒枠警告 枠線で囲んだ警告表示
ラベル 薬剤添付書、FDAによって定められた薬の使用方法
Medicare 65歳以上の高齢者や一部の身体障害者のための公的医療保険制度
Medicaid 65歳未満の低所得者層、身体障害者を対象にした公的医療保険制度

  臨床試験
第1相臨床試験 少数の健康な志願者を対象に行われる主に薬の安全性をするための試験。
第2相臨床試験 少数の患者を対象に行われる安全性と人体への有効性を確認する。投与量、投与方法などが検討される。患者は 試験目的の薬と偽薬のどちらかを服用する(プラセボ対照)が、医師、患者ともに どちらかは知らされない(二重盲検)。
第3相臨床試験 多数の患者を対象に、薬の既存薬との比較しての長期にわたる効果、さらに副作用などを調べる。通常、第2相同様プラセボ対照、二重盲検で行われる。
臨床試験、治験 臨床試験』が、薬剤、医療用具、治療法の人に適応する評価の試験全般に用いられるのに対し、『治験』は医薬品等の日本の承認申請を目的とした試験。翻訳リファレンスでは、『臨床試験』の訳語で統一しています。
プラセボ対照(placebo-controled)   患者は試験目的の薬と偽薬(プラセボ)のどちらかを割付される。
アクティブ・コントロール(active-controled) 実薬対照試験標準的な治療がある場合、プラセボでなく、標準治療+/-試薬を対照とした試験。その試薬を加えた対照群。
コントロール群 臨床試験で試薬を投与しないグループ対照群
二重盲検(double-blinded)    患者、医師ともに試験目的の薬か偽薬かを知らされずに行われる。この方法が最も推奨される。
非盲検試験、オープンスタディ
(open-label)
医療側が試験目的の薬か偽薬かを知って投与する試験。バイアスがかかりやすい。
ランダム化  無作為化
RCT(randamized controled trial)   無作為化比較対照試験
pivotal study 臨床試験などで、後の治療を変えるような重要な中枢となるスタディ
パイロットスタディー 試験的研究。予備的研究。良いかもしれ ないと思われる治療を、本格的な臨床試験にはいる前に、まずやってみて安全かどうか、 効果があるかどうかを少数例で見てみる試験。
主要エンドポイント (臨床試験における)主要評価項目
セカンダリー・エンドポイント (臨床試験における)副次的評価項目
in vivo 生体内での動物実験での
in vitro 生体外での、 試験管内での
クロスオーバー(試験) 臨床試験中、一方の群から他方の群へ乗り換えることまたは、ある治療群2つを比較する試験で、一方で進行したとき他方に切り替える試験。
アーム 比較試験における群治療群
ITT (intent to treat) 治療を割り振られたすべての人、(ランダマイズされた後で、たとえ治療を受けなかったり別の群の治療を受けたとしても、ランダマイズされた群の患者)
サブセット(subset) 一部、部分集合、全体の中の小グループ
inter-patient(inter-pt) 複数の患者間で
intra-patient(intra-pt) 一人の患者において
ECOG(Eastern Cooperative Oncology Group) 臨床試験協力団体の一つ
SWOG(Southwest Oncology Group) 臨床試験協力団体の一つ
CALGB(The Cancer and Leukemia Group B) 臨床試験協力団体の一つ
RTOG(Radiation Therapy Oncology Group) 放射線に関する臨床試験協力団体
メタアナリシス 過去に発表された研究の中で、ある共通の条件を満たした複数の臨床試験の結果から、統計学的な手法に基づいて研究成果の統合を行い、信頼性の高い結論を求めるための分析方法。
P値 試験が統計的に信頼できるかどうかの値。P値0・05以下なら統計的に有意とされる。
HR(Hazard Ratio)、ハザード比 危険率 : ある治療を行った群で事象が起こる危険性を1として、もう1方の治療でどのくらいの危険性になるかということを数字としてみたもの
CI   (Confidence Interval) 信頼区間 : 測定値の精度の指標
層別化(stratify) ランダム化されたときに片方に特定の因子を持つ人(手術を受けた人など)が偏らないように、あらかじめランダム化の前に両方の群でこれらが均等に分かれるように操作すること。
t-検定、分散分析 複数の群を比較する際、ある連続的な観測値の各群における平均が群間で差があると言えるかどうかを統計的なアプローチで調べる方法で、2つの群の比較(例えば男女間、60才以上以下など)はt-検定、3群以上の場合は分散分析。
中央値 全体の中の真ん中の数値。平均ではない。
 効果判定基準  RECIST評価基準−WHO比較参照
WHO基準 CR (Complete Response) 完全寛解、 著効   [全ての腫瘍の消失が4週間以上持続]
PR (Partial Response) 部分寛解、 有効   [腫瘍の50%以上の縮小が4週間以上持続]
NC (No Change) 不変   [腫瘍の50%未満の縮小、または25%未満の縮小が4週間以上持続]
PD (Progressive Disease) 進行、増悪   [最も縮小した時点から25%以上の増大、または新病巣の出現]
*RECIST基準 CR (Complete Response) 完全奏効  [すべての標的病変の消失が4週間以上]
PR (Partial Response) 部分奏効  [ベースライン長径和と比較して標的病変の最長径の和が30%以上減少が4週間以上]
SD (Stable Disease) 安定   [PRとするには腫瘍の縮小が不十分で、かつPDとするには治療開始以降の最小の最長径の和に比して腫瘍の増大が不十分]
PD (Progressive Disease) 進行  [治療開始以降に記録された最小の最長径の和と比較して、標的病変の最長径の和が20%以上増加]
DCR(Disease Control Rate) 病勢コントロール率(WHO基準;著効CR、有効PR、不変NC、の患者)
ORR(Objective Response Rate) 奏効率(WHO基準;著効CR、有効PRの患者)
OS(Overall Survival) 全生存期間、全生存率
TTP(Time to Progression) 無進行期間、増殖抑制期間、非再燃期間、無増悪期間
desease-free survival 無病生存期間
Relapse-free survival  無再発生存期間
progression-free survival 無進行期間、 無増悪期間
*RICIST基準  http://www.jcog.jp/SHIRYOU/RECISTjapaneseJCOG.pdf  
放射線用語 JASTRO(日本放射線腫瘍学会)HP用語集 http://www.jastro.jp/
IMRT(Intesive Modulated Radiotherapy)強度変調放射線治療 放射線を局所に集中させ周辺組織には最小限にと考案された強度変調照射法で、主に欧米で最先端治療として施行されているが、多くのパーツを用い煩雑な手順が必要。現在のエビデンスは一部に限られている。
3D-CRT(3次元原体照射) CT検査などを同時使用し、3次元的に腫瘍を患者をしっかりと固定した上で、臨床標的に最大元の線量を照射し、周辺臓器の被爆を低減する照射方法
半減期 放射性物質が崩壊して元の強さの半分になるまでの時間
クリアランス 自然界の天然放射線レベルと同等で人の健康に対する影響を及ぼさないレベルになること
ドシメトリー(dosimetry) 線量測定
実効線量 臓器又は組織がある量の放射線を受けるとき、それぞれが受ける異なった影響を 、全身的な共通の尺度で表した線量。生物的な効果を考慮した値であり、単位は シーベルト(Sv)。ICRP1990年勧告取入れ以前は、「実効線量当量」が使用さ れていた。
CFIMRT(Cutting Field IMRT) 矩形回転照射と固定多門照射を組み合わせた放射線治療で、通常照射で、副作用も少なく、IMRT同様の強度変調の実現を可能にした。Dr.ちゃしばのCFIMRTサイト参照。「通常照射としてのCFIMRT」、リファレンスCutting Field IMRT