子宮頸がん検診の新推奨をジョンズホプキンス大の専門医が歓迎

新ガイドラインでは、30歳以上の女性に対して子宮頸がん検診に関する選択肢を提示する。

米国予防医学専門委員会(USPSTF)が発表した新ガイドラインでは、30歳以上の女性に対して子宮頸がん検診に関する選択肢を提示している。(*サイト内参考:子宮頸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2018年8月更新・現在最新版]

JAMA(Journal of the American Medical Association)で発表された推奨によると、米国予防医学専門委員会は、子宮頸がん検診に関して30~65歳の女性ではパップテスト(細胞診)のみを3年ごと、HPV検査のみを5年ごと、または両検査を5年ごとに実施することを推奨している。

新ガイドラインはHPVが子宮頸がんの発症原因であると強調している、とジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターの婦人科腫瘍専門医らは述べた。HPV検査はパップスメア(子宮頸部細胞診)と比較して自己採取が容易であるため、地方居住またはその他の事情により婦人科予約受診や適切な検診を受けることが難しい女性らの一助になる。

専門医らは新たな推奨事項について解説するとともに、数百万人の女性が潜在的に抱えている疑問に回答する用意がある。

面会やインタビューを希望する報道関係者は、ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンター、メディア広報マネージャーのLarry Frumにお問い合わせください。

翻訳担当者 佐藤美奈子

監修 辻村信一(獣医学・農学博士、メディカルライター)

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